その他

幽玄 死者からの視線

幽玄とはなにか?とある人に問われとっさに、あの世から見たこの世と答えました。幽玄の幽は、幽霊の幽、玄は、玄之又玄衆妙之門という老子の第一章です。幽玄という言葉は、世阿弥により有名ですが、能の世界で使われ始めたというより和歌の世界で、藤原俊成...
その他

父正一99年の生涯

先週、父正一が、99年の生涯を閉じました。大正12年3月30日、祖父長造、祖母カネの長男として現在の中国青島に生まれました。上に二人の姉がいましたが、待望の男の子であったので、随分可愛がられて育ったようです。大正12年というのは関東大震災の...
哲学

論語と算盤 part11 得意時代と失意時代

『得意淡然、失意平然』という言葉があります。人間誰しも、思いもかけずうまくことがが運べば得意になって調子に乗ります。そして調子に乗れば、小さなことは軽くみて、普通のことも軽くみて、やがて失敗します。逆に失意のときは、何事も難しく見えます。自...
歴史

論語と算盤 part10 蟹穴主義

勝海舟は、私の一番好きな幕末の英傑です。彼は、『俺は恐ろしいものを二人見た』と言ったそうで、一人は西郷隆盛、もうひとりが横井小楠です。横井小楠は、肥後の藩士と記憶していますが、西郷ほどに活躍していません。ただ、彼は、明治維新前に次のようなこ...
哲学

論語と算盤 part9 大丈夫の試金石

渋沢によると逆境には2種類あります。 第一は自然的、逆境で、これはいかなる才人も防ぐことはできません。渋沢自身、維新前後の日本の最も騒々しかった時代に生を受けました。最初は尊王倒幕を論じて奔走していたものが、ついでは一橋家の家来となり慶喜公...
世界観

論語と算盤 part7 争いの可否

世間には、争いは一切避けるべきと言う意見考えもあるようですが、私はそうは思わない・・と渋沢はいいます。渋沢によれば、「私は世間からは円満にすぎる人間のように思われているようだが、 自分個人としては争いは絶対避けるべきものではなく、 処世にお...
歴史

論語と算盤 part7 人は平等たるべし

渋沢が生まれたのは、江戸時代です。彼は豪農の家に生まれ、裕福に育ちましたが、身分は百姓でした。そのため、武士には頭を下げなければならず、理不尽な要求にも、応じなければいけませんでした。彼がまだ10代の頃、父の名代で代官から、臨時の冥加金を一...
その他

ABC予想

先週、論語と算盤に戻るように予告しましたが、もう、1週間だけ寄り道したくなりました。NHKスペシャルで、【ABC予想】という数学の大問題に、日本の京都大学の望月新一博士が、その解決証明論文を2012年発表。論文の査読が2020年4月完了し、...
歴史

448 天子蒙塵

浅田次郎の小説「天子蒙塵」を読み終えました。「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」そして「天子蒙塵」と続く大作で、時代は清朝末期から、満州国の創立までです。浅田次郎は「天切松闇語り」以来のファンなので、つい長くても読んでしまいます。また満州国には、我が...
世界観

日本の素晴らしさ

私達日本人は、日本に生まれ育ち、これが当たり前だと思っていることが、外国の人から見ると、素晴らしい!ということがたくさんあります。例えば、お財布を落としても、携帯を落としても返ってきます。自販機が暗いところに置いてあります。小さな子供の「初...