哲学

世界観

東洋のグレートブックス

西洋近代は実験科学とともに発展しました。それを支えたのが、デカルトニュートンの考え方なのです。一言で言えば、科学的とは、実験により証明でき、条件を整えれば誰でも再現できることなので、人類の共有財産になることをいいます。事実我々の生活は、産業...
哲学

成長なき繁栄

「資本主義の次に来る社会」という本が今世界で話題になっています。ジェイソン・ヒッケルという、アフリカ生まれの彼の本からの要約です。プラネタリー・パウンダリー地球は限界に来ている。    人間は「自然」とは切り離された優れた存在で、精神と心と...
哲学

513 論語と算盤 part38 道徳は進化すべきか

渋沢は語ります。道徳という文字は、中国古代の唐虞の時代より、「王者の道」のことを言いました。したがって、古くからある言葉であろう。中国の唱える24孝というのがあり、親に孝行する方法を24通りにわたり並べていますが、いくらなんでもそれはおかし...
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論語と算盤 part35 よく集めよく散ぜよ

渋沢は言います。お金は大事にしなければならない。なぜなら、それはこの世のすべてのものの身代わりだからである。お金でそれらが買えるということは、それらと同じ価値を持つということだ。宋の朱子は「一食一飯まさにこれを作るの難きを思うべし、    ...
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509 論語と算盤 part 34 富豪の徳義上の義務

渋沢栄一による「富豪の義務」というのは簡単で、金持ちになったものは他の人に比べ、自分自身の、知恵才覚努力でなったと思いがちです。しかし、少し考えてみれば、まず、商売が上手くいくには、国が安定していなければなりません。我々のような平和な日本に...
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孔子の金銭感

従来儒教を学ぶものが最も誤解していたのが、孔子の金銭に対する考え方だと渋沢はいいます。「論語20編をくまなく読んでも、 仁者となるためには富を捨てよ などと書いていない」「富と貴きは人の欲する所なり、 道を以てせず得れば処らざるなり、 貧と...
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正につき邪に遠ざかるの道

渋沢はいいます。言葉巧みに勧められ、普段の自分ならやらないような悪の誘惑に、のせられそうになることがあります。そのようなときでも、頭脳を冷静に、どこまでも自己を忘れぬようにするのが、意志の鍛錬の要務です。このような時、先方の言葉に対し、常識...
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心学とは

先週は、二宮金次郎の5常講、仁義礼智信。封建的と言う人もいるでしょう。しかし、問題は、これが果たして、インドや中国でなりたったのだろうか?ということなのです。金次郎はまたある時、貧乏な足軽たちのための互助会制度をつくります。1両を貸付、期限...
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491 論語と算盤 part30 正邪の判別

判断を求められるとき、この判断は正しいのか、それとも間違っているのか、迷わされることは、誰にでもあります。渋沢は、その判断の根拠として、常識に照らせといいます。常識というと、いかにも平凡で、つまらないもののように思われるかもしれませんが、渋...
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論語と算盤 part28 なにを真才真知というか

論語と算盤の解釈に戻ります。先週まで少し無心ということについて書きました。私はこの無心ということが、東洋と西洋を分かつものだという鈴木大拙の考えに賛成し、この要素が世界を救うと信じています。二宮尊徳は、経済のない道徳は戯言であり道徳のない経...