王道塾:小学

儒教

王道とは、宇宙の摂理を地上におろすことのはずで、儒教の四書は、大学、論語、孟子、中庸の順で学ぶといいます。

先日から、大学・論語で寄り道していますが、孟子にいくまえに、小学に触れておきたいと思います。

人間は動物に生まれ、教育されて人間になります。

オオカミ少年の例に学ぶように、人間は幼児期に言葉を習得しなければ、成人してから学ぶことはできません。

大脳が大きく発達した人類は頭を折りたたみ、未熟児として生まれてきます。

最初の一年は食べることも排泄を処理することも自力ではできません。やがてハイハイし、立ち上がります。このころ少しずつ言葉を学びます。三歳から五歳のころに、非常な速さで知識を吸収します。

儒教は、政治を行うものが、力ではなく徳をもって治めるということが重要だと説いています。

人間の社会は、人と人が分業し助け合い、成立しています。

もしすべての人間が、無限の富を求めるなら、物質は有限なので争いの止むことはありません。そのため、人間の社会では「節度」が求められ、相互の思いやりが求められます。

「小学」とは、朱子が選んだ、内外2編、274条目をいいます。

大人になり過去の聖賢の知恵を学ぶ前に、子供のころ、人間としての社会性の基礎を身に着けるべきと選んだものです。

基本はさい掃。応対・進退。さい掃は拭き掃除、よく道場で板敷きを雑巾でふき掃除をすること、「さい」という字は、さんずいに麗と書きますが、変換で出来ませんでした。

明治のころまで、日本人は誰でも「小学」を読んでいたといいます。

次週もう少し説明しようと思います。

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