エマニュエル・ドット氏の近著に「西洋の敗北」という本があります。
彼は若くしてソビエトの崩壊を予言し、的中させ、有名になりましたが、この本では、今回のウクライナにロシアが侵攻した戦争は、実質米露の戦いで、米国の反転攻勢が失敗していると評価しています。
その原因は、米国が十分兵器が供給出来ない=作れないからで、アメリカでは、製造業につく若者がいないためといいます。
トランプ大統領も、イーロンマスク氏も、神に対する敬虔な心を持たず、虚無的な、実利主義に走り、その結果、架空の繫栄で終わるといいます。
私は西洋の神が死んだのは、ずいぶん前のことのように思います。
ドストエフスキーの時代から神が本当にいるのなら・・という問いは重ねられてきました。
アンドレマルロー氏が日本文化に興味を持ったのは、日本人の個人の「死」の乗り越え方の特殊性・腹切りという名誉についてからでした。
仏教には神は存在しません。ただ教えだけがあるのです。
神道には八百万の神がいて、時々やってきて、お祭りで接待すると帰ってくれる。経典はなく、ご本尊もありません。
神という存在が自然や人間を作ったという物語を信じるのは難しくなったのではないでしょうか。
その人間以上の恐れるものがなくなれば・・
現世の実利だけを追求すればよいとなりやすい。
それは虚無的で、今さえよければいい、自分さえよければいい、という刹那主義に転落します。


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