論語と算盤:平生の心がけ

論語

渋沢栄一の新しい1万円札も発行されました。

この「論語と算盤」も横道にそれるうちずいぶん時間がかかってしまいました。少しピッチを上げようと思います。

平生の心がけが大切

人に影響されぬ訓練は、普段の何事も起こらぬ時に心がけを練る
「かくあるべし」「かくすべし」
余は明治6年思うところあり官を辞して以来、政治界には断じて再びかかわらぬと決意した。
一つでも挫折して、方向が錯綜すれば、あとは五十歩百歩、もう何をしてもかまうものか、という気になるのが人情だから、止めどもなくなってしまう。

意思に反することなら事の細大を問うまでもなく、断然これをはねつけてしまわなければならない。
最初は些細なことと侮ったことからついには総崩れとなることもある。

渋沢の場合、大蔵大臣になって欲しいといわれても断っています。
我々凡人は、酒の飲み方、やせる決意、つまらぬことでも、簡単に挫折する
「かくあるべし」を言葉にすることが大事かと思う。

すべからくその原因を究むべし

乃木将軍の殉死に議論が起きる。立派という人もいれば、時代遅れだという人もいる。重要なのは殉死そのものではなく、普段の生き方。

乃木大将の人生は 忠誠そのもの、まさに奉公の人
令息二人亡くなるも涙一つ見せず。
文武に優れ、詩歌の道に二百三高地の絶句。辞世の歌それぞれ真情流露。
60余歳までのすべての行動、すべての思想がえらかった。

とかく、世の中の青年は、人の結末だけを見てこれを欽羨し、その結末を得る原因がどれほどであったかと云うことに見至らぬ弊が多くてなりません。

それを得るまでの勤勉、容易ならぬ。
知識はもちろん、力行とか忍耐とか常人の及ばざる刻苦経営の結果であるに
相違ありません。

つまり、結果を見て毀誉褒貶するのでなく、その結果を招く日々のあり方が重要なのです。

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