なぜ東洋なのか

今週は、論語と算盤を少し離れ、
(論語も東洋の古典ですが)
なぜ東洋にこだわるか、書いてみたいと思います。

私も、戦後の日本の教育を受けたので、
簡単に言えば、アメリカ、ヨーロッパの方が、
日本より優れている・・
と思っていました。

子供の頃、白黒テレビでアメリカの番組、
スーパーマンなどを見て、
アメリカ人は皆、美男美女なんだと思いました。

初めてアメリカに行ったときは、
ハンバーガーとアイスクリームに驚きました。
(1960年代、日本には本物がありませんでした)

仕事では、アメリカ式マニュアルセールスの
原点のようなブリタニカに入りました。
学歴、性別、年齢に関係なく、
実績のみによる実力主義に共感し(学歴がなかったので)
年功序列を保守的な古いものと、思っていました。
科学的ということが、絶対と信じてきましたが・・
いつの頃からか、疑問を持ち出しました。

鈴木大拙の「禅と精神分析」「無心ということ」などを読み
安岡正篤の、「禅と陽明学」などを読んではいました。
しかし、それは単なる知識であり、
自分の生き方を決める基準、
というほどのものではありませんでした。

私が本当に「東洋とはなにか」
自分の日本人、東洋人としての
思想生き方の根拠はどこにあるか・・

真剣に考え学ぼうと思ったのは
「偉大なる会話」という薄い本に
神保町の古本屋で出会ったときなのだと思います。

たった、100円の古本でした。

恥ずかしながら、その時まで、
ブリタニカの片隅で仕事をしながら
ブリタニカの3大出版物を知りませんでした。

1、は言うまでもなく、
『エンサイクロペディア 大英百科事典』

2、は『ウエブスターの辞書』
福沢諭吉が渡米し持ち帰ったというものです。
3、が、『グレーとブックス オブ ウエスタンワールド』です。
全55巻。
これは、西洋文明を作り上げた
多くの偉大な先人の著作をまとめたもので
プラトン、ソクラテスからユークリッド。
シェイクスピアからフロイト、マルクスまで・・
人類史に影響を与えたと思われる
偉大な著作のアンソロジーなのです。

そして、その出版の意味と、意義を説明してるのが、一巻目。

ロバート メーナード ハッチンス博士による、
「偉大なる会話」なのです。

私が見つけた薄い本は、
その日本語訳として岩波書店から出版されていました。

来週はその要点を共有したいと思います。

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