16日手術をしました。
生まれて初めて全身麻酔をしました。
まず、マスクで酸素を吸入し、血管から痛み止めに続いて
麻酔薬を注入します。
眠くなりますよ。と麻酔医から言われ、
どのくらいの時間意識が保てるのか、興味津々でした。
しかし、次に目が覚めたのは、およそ2時間後、
手術室から運ばれて、自分の病室のベッドに移動し、
看護師に声をかけられた時でした。
その間のことは、全く何もわかりませんが、
3時間くらい経っていました。
私は全身麻酔に興味を持つようになったのは、
随分昔ですが、経験したのは初めてでした。
意識を消失するという点では、夜、眠るのと変わりありません。
睡眠と催眠、そして麻酔。更に失神。
人は様々な意識喪失を知っていますが、
・・例えば、この全身麻酔により、
なぜ意識がなくなるのか・・・
そのメカニズムは完全には解明されていません。
私の知識の大部分は古いので
(本に書いてあることは、学問的には数年前のことが多い)、
今回直接麻酔科医に聞いてみましたが、
大脳に麻酔薬が効果をあらわすくらいのことしかわかりませんでした。
意識がなくなる、逆に言えば、どのようにして物質にしか過ぎない
脳細胞の電気信号が、意識という無形ですが、
それこそこれほど確かな「存在」を立ち上げるのでしょうか・・・。
デカルトは、【Cogito,ergo sum】
【我思う故に我あり】という有名な一言を残し
その一言が近代科学の原点になりました。
私という『意識』がある意味私の全てでもあります。
フロイトの精神分析は、催眠術を見て発想されたというのは
有名な話です。
意識は自分という存在と不可分で、今、ここ、という世界の中心に
常にある、時間距離ゼロという今。
空間距離ゼロというここ。
これは世界を座標で考える時、その座標原点にあたります。
このことは、自然に考えれば、
人間は自己中心になるということだと思います。
そのような重要なことなのに、意識とはなにかについて
あまり研究されていないと思います。
自己中心ということは、現代の世界の問題の根源にあります。
人間中心の世界観が、地球環境を壊します。
来週は、ミチオカクの、意識についてこ考察を紹介しようと思います。

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