二宮金次郎の実学と心学

幕末に、横井小楠という志士がいました。

彼は、佐久間象山の門下生で、
勝海舟、吉田松陰などとともに学んだ英才ですが、

「西洋の学問は実学ばかりで心学がない。
 このままでは、西洋人はいつまでも
 戦争の止むことはないだろう」
と明治維新以前に喝破しています。

では、心学とは・・

先週も紹介しましたが、二宮金次郎は、
「金の力で解決しようとすると、
 そこにはそれを当てにする心が働いて、
 皆が互いに疑心暗鬼となり、いずれ争いになる。」
といったのを紹介しましたが、
私はこれが心学というものだと思います。

金次郎はまた、服部家という、
小田原の家老の家の財政を立てな小田原のす時
貧しくて空にも困るような下働きの人たちにも金を貸し
更には、それを個人で貸すのではなく
銀行のような互助会を作っています。

もとより貧乏なのだから、金を借りるに担保になる物が
あるはずがありません。

五常講貸金 相互扶助金融制度は、
担保の代わりに約束を守るという信用を担保にしました。

仁、義、礼、智、信 

これは、儒教の基本の教えです。

金の余裕のある人がない人にお金を出す。これが(仁)

借りた人は約束を守って返済する。これが   (義)

借りた人は感謝する。これが         (礼)

どうしたら早く返済できるか工夫する。これが (智)

確実に約束を守る。これが          (信)
これを適用し、実践できるのが日本人の心学であり、
これがなければ、互いに消耗して争いになります。

私が日本文化が世界を救うと信じるのはここにあります。

コメント