営業のレベル part2

踊りや楽器などの芸の世界、
大工や植木職人、料理人などの職人の世界、
テニス、サッカー、野球などのスポーツの世界には、
上達の階層があります。
カリフォルニア大学バークレー校哲学教授、
ハイデッカー研究家のヒューバート・ドレイファスによると

【第1段階】初心者レベル
 状況に関係なく(文脈)学んだ通り繰り返す

【第2段階】新人レベル
 自分の経験からルールを探し応用する

【第3段階】一人前
 経験とケースが多様になるので、
 分類し階層化した検討をする、
 教科書と経験の組み合わせ

【第4段階】中堅レベル
 迅速で流動的、過去の経験の積み重ねから、
 パターンを認識し、部分ではなく全体に反応する

【第5段階】達人レベル
 カラダで反応する、頭で整理することは無理な量の蓄積。
 いわゆる、体で覚えると言われる事柄のレベルである。
ハイデッカーは哲学者で、デカルトを批判しました。
現象学と言われる哲学の創始者のような人ですが、
ドレイファスの議論は、哲学者というより、
認知心理学者の議論のようです。
認知科学では、スキーマの形成といいます。
日本語でいうと母図式と訳されます。
専用コンピュータのようなものが、頭の中に作り上げられます。
直感的に何が正しいかわかるのです。
自分の正しさに確信があるので、容易に管理されません。
その分野に異常な記憶力発揮します。
営業も、初心者は、教わったことを繰り返すだけで、
中堅になると、多くは自己流になります。

ベテランになっても、
芸のレベル上がらぬ人が多いように思います。
なぜかと考えると、
営業が技術だと思って、
精進する人が少ないのではないでしょうか。

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