論語と算盤 part7 争いの可否

世間には、争いは一切避けるべき
と言う意見考えもあるようですが、
私はそうは思わない・・と渋沢はいいます。
渋沢によれば、

「私は世間からは円満にすぎる人間のように思われているようだが、
 自分個人としては争いは絶対避けるべきものではなく、
 処世においても甚だ必要なものと信ずるという。」

孟子も、
外患国に敵なければ、国常に滅ぶ
といいますが、いかにもその通りです。

国が栄えるには、学術技芸でも商工業でも、
四方の国と争いかならず勝つという
意気込みがなければなりません。
国に限らず個人でも同じ様に言えます。
これは人間の後進の指導についても同様で、
いかにも親切丁寧温厚に
後進を指導する先輩は
非常に荒廃の尊敬信頼されますが、
必ずしも後進のためになるとは限りません。
これに対し、ガミガミ叱りつけ
揚げ足を取るように待ち構える。
失敗しようものなら
悪しざまに怒鳴りつけ、
しまいには「そもそも、あんたの親がいけない」
などと言い出す・・
これではたまらないから奮発し、
油断せず、成長するとも言えます。
渋沢の意見を読んで、私も反省しています。
私も誰ともできるだけ争わず、
親切にしてきたつもりですが、
これは摩擦を恐れ、人に嫌われないしようという、
自分本位の考えではなかったか・・・。
そろそろ、本気で、
後進の育成のためにはどうするべきか
考える必要があるように思います。

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