生命の根本と思われるものは、
DNAと言われる存在です。
何しろ、コロナウィルスからシロナガスクジラまで、
ありとあらゆる動物、植物が
このDNAとそのコピーの断片RNAを設計図にしているのです。
DNAは、アデニンとグアニン、
チミンとシトシン、という4つの塩基の連続からなり
人間の場合、およそ30億のセットになっています。
30億のセットが、原子レベルの糸のようになった
2つペアにより合わさり、ぐるぐるまかれるうちに、
ゴムで飛ばす飛行機のゴムのように
巻き続けるとコブのようになります。
・・その長さは1.8メートル。
それを巻いて、10分の1ミリに満たない、
一つ一つの細胞の、更に十分の1くらいの
核のなかに収まっています。
それも、父からもらった1組と
母からもらった1組の2セット。
30億と簡単にいいますが、
どれくらいの数かというと
地球の周囲は4万キロメートル。
3万キロというのは地球の周囲の4分の3くらい。
東京からユーラシア大陸を超え、
大西洋を飛んで、アメリカ大陸を横断し
サンフランシスコあたりだと思います。
3万キロメートルは3000万メートルですから、
30億センチメートル。
東京から逆周りに地球を回り、
サンフランシスコにつく間の、1センチごとに
1つ塩基があって、人間のゲノムができるのです。
それが二本セットになっているのですが、
細胞分裂をする時は、
その2本がジッパーを開くように別れ、
それぞれに同じペアができます。
・・4本になって、2つの細胞になるのです。
赤ん坊が生まれるというときは、
最初ひとつの細胞からこのような分裂を繰り返し
37兆にもなります。
・・30億のペアが
恐ろしい速さでコピーを作っているので、
間違えないのが神秘です。
このルールは簡単で、
AアデニンはTチミンとのみ結合し、
GグアニンはCシトシンとのみ結合します。
この中でAとGは、炭素Cと窒素Nの
9原子からできたプリン系の化合物で、
TとCは炭素と窒素6でできたピリミジン系の化合物です。
どうやって、AとTが、GとCが
結びついたり離れたりするかというと、
水素結合と言われる普通より弱い結びつきです。
水素原子は原子核と唯一の電子でできていて、
電子はマイナスの電気を帯びているので、その力が働きます。
つまり、電気の陰陽のエネルギーです。
前回のメルマガで、
易は陰陽の組み合わせで全てを表すと説明しましたが、
易の世界で4つの組み合わせというと、八卦の前の四象といいます。
陽プラス陽プラスを老陽、陽プラス陰マイナスを少陽
陰マイナス陽プラスを少陰、陰マイナス陰マイナスを老陰
といいます。
これをATCGに当てはめてみると
老陽アデニンは老陰チミンと結びつき、
少陽グアニンは、少陰シトシンと結びつくと考えられます。
さて、それとは別に、
4種の塩基から3つ並べる組み合わせで、
生命は、20種類のアミノ酸を指定します。
・・これを遺伝子とよんでいます。
例えばAAAはリジン、
TTTはフェニルアラニンという具合です。
4つのカードといえば、
身近な例ではトランプのマークです。
それから3つを選ぶとします。
組み合わせは最初が4種類から一つ、
次に4種類から一つ、
次にまた4種類から一つと選べるので
4×4×4=64。64通りあります。
これが、4象を3つ重ねた64卦に当てはまります。
64卦の一つ一つが、
一つのアミノ酸を指定していることになります。
20のアミノ酸なので、ダブリもありますが、
ここから暗号を読み始めるとか
ここで止まるという暗号もあります。
普通はたくさんのアミノ酸が繋がり
その繋がり方で一つのタンパク質ができます。
4種類一つ選ぶ事を3回繰り返せば、
64通りになるというのは当たり前のようですが、
そのやり方が、おそらく40000年から5000年前に
作られた易経で採用され、
そして、それは、この地球上の
すべての生命の遺伝子の指定の仕方と一致しています。
たまたまという考え方もあるのでしょうが、
東洋哲学は不思議なやり方で、
宇宙の真相を直感しているとも言えると思います。

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