あるべき社会 part2

私には読んでいるメルマガがあります。
「うつせみ」というメルマガで、
松下さんという人が書いています。
最近の「うつせみ」で、
『白人男性』というメルマガがありました。
私にとって大変示唆に富んでいたので、
要旨を紹介したいと思います。
「なぜ、トランプが、あのような言動を取りながら、
 あれだけの支持を集められるのだろうか?」
という科学的研究が、
アメリカのサイエンティフィックという雑誌に
1月13日に掲載された。

合衆国議事堂に乱入し、5人の死者を出した暴徒は、
圧倒的多数が白人男性で、
その手に持っているのは、まず銃、南軍旗(奴隷制)、
Nazi(体制否定の旗)、QAnon(トランプは世界的陰謀と戦う英雄)
というシンボルだったという。

1994年にオレゴン大学の心理学のスロヴィーク教授は、
米国のの青年男女にアンケート調査を行い、
白人男性が、それ以外の白人女性、白人以外の男女
とは大きく異るリスク感覚を持っていることを明らかにしている。

彼らは、白人男性であるという文化的独自性、
社会的地位を危うくするリスクを重大と考えていて、
それに比べると、他のリスクは容認できると考えている。

彼らは独自の高い地位を持っていて、
それは、白人という人種、男性という性別、
プロテスタントという宗教とリンクしている。

また、『正義の暴力』という志向を持ち、
地位を脅かされ、特に権力者によって掻き立てられると、
それを『正義の暴力』で守ることは正当化される、
というのだ。
松下さんはこれ以上コメントはしていませんが、
私は、なるほど、既得権が正当なものだ、と考えれば・・

コツコツ、ローンを払って、
家族が幸せに暮らすマイホームをやっと手に入れたのに
そこに強盗が押し入ったら、
バットか何かを持って追い払おうとするのは『正当防衛』でしょう。
問題は、白人(という人種差別)
    男性(という性差別)
    プロテスタント(という宗教差別)

を「正当な既得権」と考えている人々が、
ものすごく、たくさんいるということです。

すぐに思いつくのはWASPという言葉です。
White AngloーSaxon Protestant という言葉で、
アメリカの白人エリート保守派
をいった言葉ですが・・・男性というのは?
そこで思い出したのは、
プロテスタントは、カトリック=教会に抗議し
教会や神父がいなくとも、聖書さえあれば、
聖書には神の言葉が書かれているのだから十分だ
という、教義だったと思い出しました。
旧約聖書によれば、神は人を深く眠らせ、
眠ったときに、その肋骨の一つをとって
そのところを肉で塞がれました。

主なる神は人からとった肋骨で一人の女を作り、
人のところへ連れてこられた・・

とあります。

キリスト教原理主義というのは、
聖書に書かれた言葉をそのまま信じる人たちで、
私も一人のとても素晴らしい人格の牧師を知っています。

他の話は自由に議論できるのに、
聖書の話になると頑なで、議論の余地はありません。
リンカーンが、奴隷解放を宣言したのは、1862年。
ケネデイが、プロテスタントの牧師達300人の前で、

「私はカトリックの代表ではなく、
 民主党の大統領候補で、たまたまカトリックであるに
 過ぎない。大事なのはどんなアメリカを信じるかだ。
 私は、政治と宗教を、絶対に分離するアメリカを信じる」

と演説したのは1960年。

有色人種のオバマがトランプの前の大統領でした。
しかし、トランプの支持者を見れば・・
・・・彼らは少数派ではありません。
どうすればよいのか、何を基準にすればよいのか
誰もが納得するにはどうすればよいのか・・

次週には、『学問の共和国』について書こうと思います。

コメント