現在の社会は、爆発的と言ってもよいほど、
石油とか、リチウムとかコバルトとか
資源を採掘し、製品を作り、そして廃棄しています。
地球規模の問題ですが、
まず、日本が他の国が羨むような社会を
実現しなければなりません。
高度な文化的生活を保ちつつ、
物質の消費や、廃棄をなくし、
循環可能な社会を作らなければなりません。
世界人口がどんどん増えれば、
やがて、地球環境の限界を超え
食糧不足で、人間が餓死するでしょう。
しかし、これを、人間が人為的に止めようとすれば、
一時期中国が行った一人っ子政策・・
などということになるでしょう。
しかしそれは歪みを生みます。
生物には一匹の知恵ではなく、
集団に不思議な知恵があります。
孤立した森に、その森によく適応した動物、
例えば鹿を放つと、
はじめは少しずつ
ある時期急速に増殖します。
この森の環境容量の限界に接近すると、
再び増殖を減速し、
やがて停止して安定平衡期に入ります。
生物学者は、これをロジスティック曲線と呼びます。
そして、我々人類も、
イメージではアジアやブラジル、アフリカなどで
人口増加が加速しているように思われますが、
1970年代を境に、世界人口の増加率はマイナスに転じ、
2030年ころには増加率ゼロに至ると思われます。
この人口構造の、
安定化の最先端を行くのが我が国日本です。
経済成長がどんどん続いている中で、
資本の論理に逆らって
経済成長を止めるのは大変困難なことでしょう。
ところが我が国はこの30年、
実質上賃金の上昇を止めています。
そうであれば、理想的な安定社会になるためには、
日本国内の富の再配分だけのことでしかありません。
まず先進国として、
アジア、アフリカなどの国々の農民や労働者を酷使して
安い素材を仕入れるのではなく、
可能な限り自給自足を行うべきでしょう。
又、多くの作物は、畑の養分を吸い上げてしまうので
連作が効きませんが
水田による稲作は完全に連作ができます。
江戸時代の日本が
素晴らしいリサイクル社会であったことは
多くの人が知っていることでしょう。
日本人は和紙を、楮などの植物を育てて使いましたが、
毎年生えてくる1年ものの枝だけを使い
持続可能にしました。
法隆寺のような建築では
1000年のヒノキを使いましたが
驚くことに、1000年持つように使いました。
つまりその間に
次のヒノキが育つはずでした。
日本の労働と文化は
自然とともにあり、自然のサイクルを大事にしました。
過去に戻れというのは無理な話ですが、
我々は、高度な情報技術を手に入れました。
これをうまく使い、
例えばGPSを使い大きな重機を人工衛星から動かし
アイフォンとQRコードを駆使し、
様々なセンサーを使えば、
あるいは、ロボットやAIを使いこなせば・・
人間と自然と工業技術が渾然となる、
衣食住が実現できるのではないでしょうか。
かつて、石油危機を乗り越え、
公害問題を乗り越えた我々は
目標さえ明確なら実現できる能力を持っています。
世界のモデルとしてそれを実現し、
世界に輸出するのです。
その方向に向かい、
動き出さなければならない時期が来ています。

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