学術会議

学術会議の新しい会員を
6名認めなかったことに対して、
なぜあなた達は選ばれなかったのか、
理由説明がないということが、
大きな問題となっています。
普通の日本人は、
先ず、学術会議がどんなものか知らないし
予算をどれほど使い、
何をしているかも知りません。
そして、総理大臣が選ぶ権利を持っていることも
知らないと思います。
学術会議は昭和24年1月に生まれました。
私と同い年になります。
戦時中、仁科博士が原爆の研究をしていました。
その弟子の、朝永振一郎博士には、
原爆の研究などするなといい
朝永博士は量子力学の分野で
1965年にノーベル賞を受賞しました。

日本学術会議は、終戦の降り、
学術研究が軍事のために行われることを反省し、
政治から離れたところで、
学問を基礎として、
文化国家をつくることを理念として作られました。
仁科博士は学術研究所の第一期の副会長、
朝永博士は、1963年から9年まで会長でした。

日本の科学者87万人のうち、2000人が連携会員となり
210人が会員となります。

210人の、身分は国家公務員で、
国費で賄われています。(年間10億円)
国家公務員で、他の省庁の管轄から独立しているので、
任命は総理大臣となります。
日本では、原爆研究は
仁科博士をトップに理化学研究所でおこなわれ、
アメリカではユダヤ人学者の多くが
避難してきたシカゴ大学が中心となり、
シカゴ大学総長のハッチンス博士がその責任者となりました。
原爆製造を行った反省から、
ハッチンス博士はグレートブックスを出版し、
仁科博士は、日本学術会議をつくりあげました。
それから、70年
アメリカにはアスペン研究所があり、
ハッチンス博士の志を継ぎ
世界のエリートが古典を学んでいます。

真理があるので正義があり、
正義があるので法律があります。
民主国家の市民の同意は、理性による。
という信念が、対話のための基礎となる、
リベラルアーツという運動になります。

それと比べると、日本学術会議には
これといった運動がありません。
中国の主催する「千人会議」に
協力しているのが目立つくらいなのです。
日本学術会議は
国家権力から距離を置くべきで
政治に影響されない学問=真理を重んじるべき
ということには異論はないと思います。

かつて、学術会議が国家予算で運営され、
メンバーが国家公務員であった時代は、
その自由が保証されていました。
総理が恣意的に任免に関わるようになれば、
それは変わっています。
私は、その現実に対応し、学術会議メンバーは、
国家公務員であることをやめるべきだと思います。
果たして210人のうち、
何人が賛成するかわかりません。

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