どんな社会を作るべきか

八王子に北原国際クリニックという病院があり、
北原茂実という院長が経営しています。

この病院は1995年に
北原先生が銀行からの借金で始めました。

まだ新しい病院だった頃、
私は八王子に義母トクさんと、妻の3人で住んでいました。

トクさんは、平成22年、98歳まで一緒に過ごしていましたが、
最初の脳梗塞を発症したとき
受診したのが、北原クリニックでした。
北原先生は、
「理想を掲げるものは、経済的に成功しなければならない」
といいます。
そうでなければ、誰も真似しようとせず、広がらないからです。
彼は2年後にリハビリテーション病院を作り、
その後、ライフサポートクリニック、
北原RDクリニック、
2013年には福島の東松原に、ライフサポートクリニック東松原を開き
東日本大震災の、被災者のサポートをし、
同じ年に最初の海外進出で、カンボジアに病院を開いています。
2010年に(病院がトヨタを超える日)
という本を書いていらっしゃるので、
詳しく知りたい人はその本を読んでもらいたいと思います。
その著書の中で、
彼は国を支える産業は、
農業、教育、医療、司法の4本柱で、
それがなければ国は倒れる。
工業などはその後だといっています。
私は、
日本が、世界から憧れられるような国にならなければ
世界がそれを見本にすることはないと思うので、
どのような国をつくったらいいのか・・と考えていたので
これはと、ピンとくるものがありました。
なぜ農業、教育、医療、司法なのでしょうか?
まず、人間が人間らしく生きていくのに
最低限必要なものはなんでしょうか。

第一に、健康に良いものを食べられなければならない。
人間は教育しなければ、猿のままで人間にならない。

人間は社会を作って、互いに助け合って生きる存在ですが、
弱いものをいたわり助けるのは、
共同社会としての基本のはずです。
司法とは、独裁や直感で人が人を支配するのではなく、
互いに納得するルールを作り、
それに全員が従うというのが人間が住みたくなる社会です。
北原さんは、実際に病院以外に農業法人を作り、
山梨で農園や畜産をされています。

北原さんは救急病院として待ったなしの
脳と心臓の病院からスタートされました。

24時間患者を受け入れる。
その救命の毎日を送るうち、
どうしたらこうなる前に止められないかを考え、
医師がいなくても良い社会を考えていらっしゃいます。
今、日本の農民の平均年齢は70歳、後継者はいません。
実際の現場では、刈り入れなど人手のいる仕事は、
外国人労働者にたよっています。

食料自給率は37%といいますが、
鶏や牛、豚の飼料は輸入に頼っている状態です。
また野菜の化学肥料は100%輸入といいます・・

もしこれらの輸入が途絶えると、
食料自給率は37%ではすまなくなります。

そして、その63%の輸入も、
アメリカや中国からのものが多く、
彼らが輸出できなくなると、
本当に、食べるものがなくなります。
コロナで、地方の時代が来ました。
リモートワークに距離の壁はありません。
今ではGPSを使い数十センチの誤差で、
トラクターやコンバインをコントロールできます。
日本のIT技術と、生命科学の知恵を決集すれば
儲かる農業は実現できるのではないでしょうか・・・
今まず、健康な食べ物を確保し、
最先端の予防医療、救急医療を実現する。
日本は、生命科学で復活するというのが
これからの道だと考えます。

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