誰でも、身近な人が、ガンの宣告を受ける時代です。
このガンも、生活習慣が、大きな要因だということが
分かってきたので、生活習慣病に位置づけられています。
その生活習慣病という名付け親が、
100歳を迎えられた
聖路加国際病院の日野原先生です。
それ以前は成人病と呼ばれていました。
成人病を生活習慣病と改めた理由は、
成人病と言う呼び方だと、
年をとれば自然となってしまう病気と思われる一方、
加齢とは、避けられない自然現象とだから、
人間の努力で解決できないという感じを与えてしまう。
そうではなくて、
人間の間違った生活習慣が原因となって起きる病気だから、
生活習慣を自分の自覚と意思で、変えることによって
かからないようにしたり、回復できる病気、
そのような、意味をこめて『生活習慣病』と名づけたそうです。
このような、身についてしまった生活習慣を変えることを
行動変容といいます。
日野原先生の本に、行動変容には
1、客観的で科学的な知識
エビデンスのある知識にもとづいたもの
2、主観的動機、
そのことが、自分自身にどんな意味があるか
娘の結婚式まで元気でいたいとか、
これができたら、セミナーで話せるなど
ということ
3、主体的決断
誰かから、言われたからとか(かみさんがうるさい)
そうすることが正しいから (管理栄養士がそういう)
とか、ではなく、
自分がそうしたいから、こう決めた
といったもの
の3点が必要と書いてありました。
それぞれ、知・情・意に対応します。
なるほどと思った私は
この3点セットでタバコがやめられました。
知性(客観的知識)と感情(主観的動機)
は、わかりやすいのですが
主体的決意(意志)
というのはなかなか、わかりにくいものでした。
やるべきことは、わかっている
でも、わかっちやいるけど、やめられない
そんなわけで、長く、行動変容に役立ちそうな本を探していましたら、
最近、ぴったりの本を見つけました。
「スタンフォードの自分を変える教室」
という本です。
このまじめな本が50万部も売れたそうで驚きました。
本の、表紙の作りや、題名、キャッチコピー
女優さんかと思うようなきれいな著者の写真・・
目を引く要素はいろいろありますが、
いくら、有名書店に平積みし、手にとらせることが
できたとしても
チラッと見て、買わないという選択もあるので
この数はたいしたものです。
先の3点セットで分析すれば、
1、「自分を変えるというタイトル」・・・自分を成長させたい全ての人
ダイエットも、自己啓発も・・に向けたタイトルと
(主感性)
2、スタンフォードの科学性と権威
(客観性)
3、10週間、具体的な、エクササイズを選んで実行する
という、実践的な手法
(主体性)、
がそろっていたのが効果的だったのでしょう。
彼女の本の内容は、実行レベルでは、ヨガや、瞑想の
内観に関係することがほとんどといってよいと思います。
(彼女はヨガの実践者です)
それを、大脳生理学や認知科学、進化心理学などの
この10年ほどの発見で、裏付けています。
つまり、東洋では、2600年前から実行されてきたことが
西洋科学はこの10年で説明できるようになってきたのです。
この本のエクササイズの一番最初が、瞑想と呼吸法なのです。
この内容は、本メルマガで紹介してきたことと重なります。
また、科学的裏づけとして、
「大脳前頭葉の休止・計画の働きとストレスからくる」
「交感神経緊張、闘争・逃走反応は両立できない」
とか、
「自分の中に、哺乳類の時代から進化してきた名残の目先の快楽を追求する部分(辺縁系・中脳)と
人間になってから進化した、長期計画と知能の前頭葉が並立しているので、
その事実を受け入れ、自分の中の、動物を10分間なだめることが効果的」
と説明されています。
そして、エクササイズに導くのです。
この本を既に読まれた方もいらっしやるでしょうが
この本は読み物として読んでもおもしろいですが、
『自分の実践』に結び付けて本当に意味があるとおもいます。

コメント