人間とは人の間と書きます。
人にかぎらず、すべての生命は単独で存在しません。
生命は親から生まれるわけですから・・
生命は植物以外は他の生命を食べて栄養にします。
それが可能なのは、すべての生命が同じアミノ酸を使い
タンパク質を組み立てて、使っているからです。
環境といってもそれは生態系であり、生命です。
すべての生命は原始においては単細胞生物でした。
単細胞生物が合体し多細胞生物となり
その組み合わせ方が進化し
我々人間に至るのです。
単細胞生物は神経のようなものはありませんが
光を感じ、餌を探し、移動する能力を持っています。
細胞表面にはたくさんのレセプターがあり、
外からくる刺激を受ける仕組みがあります。
単細胞生物の頃から、「感じる」能力はあるのです。
やがて、多細胞生物になり、
たくさんの細胞間の連絡と調和が必要になるはずです。
その役割を最初はホルモンのような内分泌の仕組みでまかない
やがて、神経細胞が生まれ、
神経を絶縁物質が包み、
それでも細胞間の連絡にタイムラグがあることは避けられません。
その一方で
私は脳の中で脳細胞が同期現象を起こしていると聞きました。
メトロノームが同期するように
少し離して置いたろうそくの炎が同期するように
森の無数の枝に止まっているホタルたちが、同期するように・・
この同期という現象は、
いるよな気がします。
例えば鰯の群れがひとつの塊になって泳ぎ
たくさんの鳥が群れをなして飛ぶ
みなさんは、不思議に思ったことはありませんか
雀はあんな小さな脳なのにけっこう賢い
蚊や蝿は脳があるとも思えないのに、人間の裏をかいたりする・・
このような考えると通常の脳の活動とは別に
細胞間の同期現象による伝達という別な方法がある。
私達の脳の中で起こる細胞間の同期現象が
他の人間の脳の中の同期現象と同調することがあっても
原理的にはおかしなこととは思えません。
以心伝心といいますが
恋人同士の無言お会話や、
あるいは、高度に研ぎ澄まされた武道の戦いの場で
熟練した術者は、相手の動きが手にとるように
「わかる」のではないでしょうか。
お釈迦様は、このような神経のメカニズムを
瞑想によって認識されたのではないかと思います。
受・想・行・識、これことごとく、空であるというのは
現代の認知科学が最新の脳科学のMRIなどを使ってようやく
明らかにしたところです。
人と人の間
仏教
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