コーピングとマインドフルネス

私は、コーピングというのは簡単にいえばストレス解消法で、

枝豆でビールを飲むとか・・
宇宙船の中で野球ごっこをするとか・・

マインドフルネスは、広い意味のコーピングの

一種なんだろう
と漠然と思っていました。

ところが、熊野先生によれば、

縦軸、南北の軸に、マインドフルネスとマインドワンダリングがあり

横軸、東西の軸に、ストレスとリラックスがあるのです。


何げなく聞いていたのですが、考えてみると大変なことです。


カバットジンの本や、ケリー・マクゴニガルの本などいろいろ
読んできましたが、

この解釈位置づけは初めてです。

ストレスはもともと、物理用語で、例えばバネを押し付けるとか
板をたわませるとか、力を加えると、曲がるあるいは、たわむという
状態から来ている言葉です。

ですから、その力を緩める、あるいは外せば元に戻るわけで
リラックスとはそういうことです。


それでは、コーピングが様々な個人差があるのは、なぜかというと

肉体的にではなく、精神的なプレッシャーというのは
その人によって違うからだと考えられます。


「好きでありゃこそ、文句もいうが、なんでもなければなんでもない」

という都々逸があるそうですが、

つまりどうでもよいことは、プレッシャーにならず
ぜひ手に入れたいものが

手に入りそう

あるいは大事なものを

失いそうという時

プレッシャーを感じるわけです。


例えば、これは捨てても良い物が

ゴミとして燃やされても
なんともないが

大切な人の思い出の品だったりすると、大変です。

つまり何をストレスと感じるかは
その人の価値観と関係しているので、

コーピング、其のストレスの発散法も

その人に応じて
多様になるのだと説明できます。



それではマインドワンダリングはというと

心ここにあらず

という状態を言うと有ります。

そしてその対局、
気付きの状態がマインドフルネスであるというのです。

私たちは多くの時間

過去のことを後悔反省し
未来のことで思い悩みます。

今この、

眼の前のことに集中し、
熱中している事はむしろまれです。

このように、心ここにあらずとさまよっている状態を
マインドワンダリングとよび

その状態では、人間は幸福感を味わえないそうです。


マインドフルネスとは、

人の心は

過去や未来にさまよい歩けるのですが

肉体は常に現在にいるし
実際には体験でき、行動できるのは現在だけなので
現在に心を引き戻す事

を言うのだということです。


このことは、実におもしろい問題を多く含んでいます。

今回は、マインドフルネスはコーピングの一種ではなく
マインドフルネスの対局はストレスではなく
マインドワンダリングどいう
多分、熊野先生の独自に
開発発見された理論を紹介するにとどめます。

次回、マインドワンダリングはなぜ良くないか

その良くないマインドワンダリングはなぜ起こるか

について考えてみます。

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