マインドフルネスが、
なぜ、うつ病の再発を防ぐのか、考え続けています。
今回は、その一歩前、
行動主義と、認知科学がどのように結びついているのか?
がテーマですが、
現在の認知行動療法学会の見解は、意外な 答えだったので、
何が意外か、説明させてもらっています。
前回説明しましたとおり
行動主義は、「外からの刺激」でコントロールできる。
と考え、
認知主義は生まれる前から、「内側に」
文法を持っているという
違いは決定的に思えます。
そこでどのように、折り合いをつけるのか?
私は、野球などのゲームの練習から、
「基礎練習」と、「模擬試合」(運用)をイメージしていました。
無限に変化する、すべてのゲームにも、
ソレを構成する個々の技術があり、
その技術を身につけるためには、反復練習が必用です。
正しい形を繰り返す・・退屈ですが確実です。
これが行動主義
しかし、それだけでは、実際の試合は出来ないので
〈ゲームを暗記しても同じゲームは二度と無いので)
その技術をどのような場面で、使うのか、・・
実際の試合の形式で、練習試合をします。(運用力)
これが、英語学習の場合、人物と役割、背景と感情のともなった
ドラマに当たります。
そこに発言の必然性があるし、「言葉の意味が」あります。
実際のゲームは、下手でもそれなりに楽しいものですが・・
気付いてみると、自分の身につけた「基礎力の範囲」でしか
できないのです。
つまり、個々の基礎力をつける練習と
試合形式の練習では、練習の方向が違うと思われます。
基礎力をX軸、運用力をY軸にとると
その人の実力は、X掛けるYになる・・・二次元の面積
これが、私の、行動主義心理学の学習理論と
認知心理学に基づく学習理論の合成だったのですが・・
驚いたのは
現在の認知行動療法学会では・・
基本的に、チョムスキーの理論を認めていない!
ということだったのです。
つまり、たくさんのケースを繰り返し
教え込めば、その間に、帰納的に、文法も身につけられる・・
ソレを実証するために、天才チンパンジーに言葉を教える
訓練をし(失敗したそうです)、
オウムやインコのように、ある程度人間の言葉をまねできる
鳥であれば、文法も身につけるのではないかと考えている・・・。
残念ながら実験する人がいない・・ということでした。
私は、この考え方は間違いだと思いますが、
学会の主流だそうです。
私がこの議論よりも大切だとおもうのは
認知行動療法が、行動主義よりだとすると、
行動主義の基本的考え方は
学習者には、意欲も能力もないということですから
認知行動療法の、実際は、
クライアントの持っている力、
自ら良くなる復元力・自己治癒力、
あるいは精神的免疫力には
期待しないことになるでしょう。
勿論、(うつ病になった人は意欲はないでしょうが)
次週は、認知行動療法の治療とマインドフルネスについて
比較したいと思います。

コメント