王道塾:日本のよさ

哲学

最近日本の良さを語る人が多いように思います。

日本人は「つまらないものですが」と言いながら、手土産を差し出します。誰も見ていないから、といえば、お天道さまが見ているといい、災害でひどい目にあっても「私よりつらい目に会っている人がいる」と遠慮します。

私はそのような日本人の日常生活における立ち居振る舞い、あるいは、つつましやかさ、奥ゆかしさが、素晴らしいと
思っています。詫びさびとは言わずとも、バサラの派手さ伊達好みよりいぶし銀の良さ。
狩野派の色鮮やかな獅子の図より、長谷川等伯の松林図屏風が良いと思います。

趣味の問題といわれればそれまでなのですが、『俺が俺が…』と自分を押し出すのは、日本人らしいということ
ではないと思います。日本人は「我」を張らず、人のため家のために尽くすことを美徳としてきました。

それが近代には、会社のための滅私奉公、企業戦士となりました。
封建的だ、前近代的だという人もあるでしょうが、人は一人では生きられません。

日本は世界のために尽くすという形に昇華することが、日本は素晴らしいということになるのだと思います。

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