東洋的な考え方というのは、根本的・長期的・多面的に考えることだといいます。
西洋は、大きなものを丸ごととらえるのではなく、小さな部分に分け、要素還元主義と呼ばれる方法で、原因をもとめ単純化し実験観測します。
この方法は優れた面もありますが、限界があります。その限界は学問の王といわれた物理学で、20世紀とともに現れました。相対性理論と、量子力学です。
そして、特に量子力学の世界と、古代東洋の思想、易経の世界と、大乗仏教などが、物理学者に再発見されます。
その後、20世紀半ばには要素還元主義では解決できない多数のエージェントが、互いに影響しあう現象、生命や、経営、経済などを扱える科学。コンピュータを駆使して初めて科学的に扱うことができるようになった、複雑系の科学が登場したのです。
複雑系の科学は、自己組織化、単純なものが複雑なものを作り出す階層性、そして相互が影響しあう相互依存性を特徴とします。
これは、東洋の根本的、長期的、多面的思考と、通じるものがあります。
私は、このような、『大自然の摂理』を人間の社会にも生かそうとするのを王道というのだと、信じています。


コメント