営業の基礎というからには、営業とはどういう仕事か、ということから始めなければなりません。
セールストークという英語は、「実際」以上のオーバートークを意味しています。アメリカでもセールスマンは信用できないと思われているのです。
商人についての悪い印象の代表は「ベニスの商人」のシャイロックでしょう。彼らは、金儲けのために、人を騙しても稼ごうとします。詐欺にちかく、盗人に近い・・・警戒され、嫌われて当然です。
一方日本では、石田梅岩という商人が、「心学」という私塾を開きました。
商売の基本は正直だと教えました。
近江商人は有名ですが、その教えは3方良し、売り手よし、買い手よし、世間よしです。
現代アメリカのハーバード大学のWIN-WINより、一歩進んでいます。
伊藤忠の祖、二代目 伊藤忠兵衛は「商売は世の中の必要を満たす菩薩道」とまでいっています。
私は営業というのは一回限りに売り買いのことではなく、商売が長く繰り返される、そのきっかけを作ることだと思っています。
人間は買い物をするのは好きですが、騙されることは嫌いです。したがって、最初から誠実・正直でなければなりません。
営業に限らず交渉というのは、交渉する事により、交渉前より交渉後のほうが、双方ともに、利益を得ます。だからこそ、また取引をして長く続いていきます。
老舗と言われる店は、長く取引しているお得意様に支えられています。企業の寿命30年という話は聞いたことがある人が多いでしょう。
実際アメリカではそうで・・100年続く企業は少なく、200年続く企業は皆無です。
今、世界に、200年以上続く企業は500くらいしかありませんが、ヨーロッパと日本に集中していて、日本は300社以上が活躍しています。
それでは、何が基本になるのでしょうか。
次回・その一を紹介します。


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