民主主義と帝王学:四書五経

教育

もともと、一般庶民は、文字が読めず、書物など読めなかったのが普通でした。寺子屋が全国にあって百姓町人の子供でも四書五経の素読をするなど、庶民に学習の機会が開かれていた日本は教育先進国でした。

江戸末期、世界を欧米列強といわれた、イギリス・ドイツ・フランス・ロシア・アメリカ・スペインなどが、アジアアフリカの国々を植民地=奴隷化していた頃、多くのアジア・アフリカの庶民はもちろん、支配者側のヨーロッパ・アメリカの本国でも、庶民は、学校に通うものは少なく、世界一の文明国、産業革命の元祖、イギリスでさえ国民の識字率は25%であり、日本の50%は抜群の世界一でした。

素読というのは、意味は分からなくとも、まず声を出して読むというもので、繰り返しているうちに、自然と覚えてしまい、やがて意味も分かってくるという教育法で、古いようで新しいように思います。

その時のテキストが、江戸時代の武士が教養として学んでいた、儒教の経典、四書五経でした。五経とは、【易経・詩経・書経・礼記・春秋】四書とは、【論語・大学・中庸・孟子】をいいます。

内容は古代の帝王の、言行録とか、演説の内容、そのころの出来事、その時代の詩集など。論語は孔子の言行録、孟子はその解釈などですが、要するに帝王学のことでしょう。

孤独で、だれにも相談できず、自分の決定に多くの人の人生がかかっています。それでも、決めなければいけません・・

そのようなとき、どうすればよいかを子孫のために残したのが、いわば帝王学です。これからの時代、一人一人の市民が自分で考え、自分の人生を選択するようになるには、よい勉強になると思います。

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