論語

歴史

論語と算盤 part10 蟹穴主義

勝海舟は、私の一番好きな幕末の英傑です。彼は、『俺は恐ろしいものを二人見た』と言ったそうで、一人は西郷隆盛、もうひとりが横井小楠です。横井小楠は、肥後の藩士と記憶していますが、西郷ほどに活躍していません。ただ、彼は、明治維新前に次のようなこ...
哲学

論語と算盤 part9 大丈夫の試金石

渋沢によると逆境には2種類あります。 第一は自然的、逆境で、これはいかなる才人も防ぐことはできません。渋沢自身、維新前後の日本の最も騒々しかった時代に生を受けました。最初は尊王倒幕を論じて奔走していたものが、ついでは一橋家の家来となり慶喜公...
世界観

論語と算盤 part7 争いの可否

世間には、争いは一切避けるべきと言う意見考えもあるようですが、私はそうは思わない・・と渋沢はいいます。渋沢によれば、「私は世間からは円満にすぎる人間のように思われているようだが、 自分個人としては争いは絶対避けるべきものではなく、 処世にお...
歴史

論語と算盤 part7 人は平等たるべし

渋沢が生まれたのは、江戸時代です。彼は豪農の家に生まれ、裕福に育ちましたが、身分は百姓でした。そのため、武士には頭を下げなければならず、理不尽な要求にも、応じなければいけませんでした。彼がまだ10代の頃、父の名代で代官から、臨時の冥加金を一...
歴史

448 天子蒙塵

浅田次郎の小説「天子蒙塵」を読み終えました。「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」そして「天子蒙塵」と続く大作で、時代は清朝末期から、満州国の創立までです。浅田次郎は「天切松闇語り」以来のファンなので、つい長くても読んでしまいます。また満州国には、我が...
歴史

論語と算盤 part6 時期を待つ要あり

渋沢栄一は、半世紀ほどの活動で、500の企業、600の非営利事業を起こしました。明治から大正、昭和の初期という日本経済黎明の時という背景があったにしても50年で1000以上というのは、毎年20以上、月に2件弱の立ち上げです。どれほど大変かは...
哲学

論語と算盤 part5 論語は萬人共通の実用的教訓

渋沢栄一は、明治6年34才で大蔵省を辞職しますが、同僚の玉野世履が、渋沢を惜しんで自宅まで引き止めに来ました。「君を見損なった。君なら、遠からず 大蔵大臣にもなることのできる才能だ。 その才能を、明治日本の天下国家の発展のために尽くさず、 ...
人間関係

論語と算盤 part4 人物の観察法

佐藤一斎先生は、その著書『言志録』のなかで、「初見のときに相すれば人多く違わじ」と言われています。つまり第一印象なのですが、先入観がない分、意外と正確だといいます。何度も会い、色々知るうちにかえって雑音が入り、目が曇るというのです。初対面の...
歴史

論語と算盤 part3 天は人を罰せず

孔子は「罪を天に獲(う)れば、祈るところなし」と言われましたが、これはどういう意味でしょうか?この天は、天命の意味であろうと思われます。生き物が魚に生まれるのも、鳥や獣に生まれるのも、はたまた人間に生まれるのもこれが天命。この天命は、いかな...
歴史

論語と算盤

勝海舟が『世の中で恐ろしいものを二人見た。 一人は西郷南洲。 もう一人は、横井小楠』といいました。横井小楠は、熊本藩士で1860年『国是三論』を書いています。【富国】【強兵】【士道】の3つです。士道について、 西洋の学は、ただ事業上の学にて...