論語

哲学

513 論語と算盤 part38 道徳は進化すべきか

渋沢は語ります。道徳という文字は、中国古代の唐虞の時代より、「王者の道」のことを言いました。したがって、古くからある言葉であろう。中国の唱える24孝というのがあり、親に孝行する方法を24通りにわたり並べていますが、いくらなんでもそれはおかし...
歴史

論語と算盤 part37 この熱誠をもて

孔子の言葉に「これを知るものはこれを好むものに如かず これを好むものはこれを楽しむものに如かず」とあり、渋沢は、これが趣味の極みだといいます。彼の言う趣味とは、「わが心から持ち出して、この仕事はかくしてみたい、こうやって見たい、こうなったら...
歴史

論語と算盤 part36 道理ある理想をもて

論語と算盤を順次紹介してきましたが、全体は処世と信条立志と学問常識と習慣仁義と富貴理想と迷信人格と修養算盤と権利実業と士道教育と情誼成敗と運命 という、10章からなり、それぞれのテーマは 【論語と算盤】と同様の「対」になっています。今日から...
哲学

論語と算盤 part35 よく集めよく散ぜよ

渋沢は言います。お金は大事にしなければならない。なぜなら、それはこの世のすべてのものの身代わりだからである。お金でそれらが買えるということは、それらと同じ価値を持つということだ。宋の朱子は「一食一飯まさにこれを作るの難きを思うべし、    ...
哲学

509 論語と算盤 part 34 富豪の徳義上の義務

渋沢栄一による「富豪の義務」というのは簡単で、金持ちになったものは他の人に比べ、自分自身の、知恵才覚努力でなったと思いがちです。しかし、少し考えてみれば、まず、商売が上手くいくには、国が安定していなければなりません。我々のような平和な日本に...
歴史

論語と算盤 part33 義理合一の信念を確立せよ

渋沢は、この項で、幸徳事件に触れています。幸徳秋水という社会主義者が明治天皇暗殺未遂事件をきっかけとして弾圧され処刑されたのは、1910年頃です。「世界の文明を取り入れた我が国は かつてない繁栄の反動で、 かつてない危険思想も生まれた。 そ...
心理学

論語と算盤 part32 罪は金銭にあらず

渋沢は言います。もちろん金銭は尊いものではあるが、またすこぶる卑しいものでもある。昭憲皇太后の持つ人の、心によりて 宝とも仇ともなるは黄金なりけりは、そのへんを鮮やかに表していますが、中国の古典では、金銭を卑しむ風が盛んであるように思われま...
歴史

505 論語と算盤 part31 防貧の第一要義

「慈善事業」と今なら言うところを渋沢は「救貧事業」と呼びました。「人道上、経済上、行うべきことだが、 今日に至っては政治上も行うべき」「英国の如きは300年に渡る努力で今日僅かに整備」「なるべく直接保護を避けて、防貧の方法を講じたい」「いか...
経済

経済と道徳

渋沢栄一は500をこす企業の創業を支援しましたが、その一つに今の、株式会社IHI、旧、石川島播磨重工業があります。日本の開国に、ペリーの黒船が、大きなきっかけだったのは言うまでもありませんが、その黒船を日本でも作ろうという試みが、幕府により...
哲学

孔子の金銭感

従来儒教を学ぶものが最も誤解していたのが、孔子の金銭に対する考え方だと渋沢はいいます。「論語20編をくまなく読んでも、 仁者となるためには富を捨てよ などと書いていない」「富と貴きは人の欲する所なり、 道を以てせず得れば処らざるなり、 貧と...