論語

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論語と算盤 人格の標準

人は平等で、みな等しくチャンスがあるのだから、その能力は結果によってはかられると、民主主義の社会では信じられています。しかし、人間は、その姿形は人間でも、放っておいて、自然に成長すれば、人間になるわけではありません。犬や、猫なら、自然に大人...
論語

論語と算盤 人格と修養 楽翁公の幼時

渋沢は、楽翁公すなわち、吉宗の孫、老中松平定信を尊敬していたらしい。論語と算盤の、人格と修養の最初にこの節があります。いわく、松平家の秘書となっている「発雲筆録」という、ご自筆により、いささか公のご幼時における一端をうかがうとともに、人格精...
論語

論語と算盤 郭清の急務たるゆえん

渋沢によると明治になり、大いに実務教育は進んだが、道徳教育は置き去りになった。俄分限が出る。僥倖で大富を得るものもあり、われも、われもと、金儲けに走る。そのため、必然的に腐敗、汚濁の世の中となる。郭清の急務であることは言うまでもないが、郭清...
文化

論語と算盤 発展の一大要素

明治から大正となった頃、日本もよく欧米に肩を並べるほど文明開化したのだから、これ以上の拡大発展を考えるのではなく、安定充実を考えるべきという議論もあったようです。しかし、渋沢は言います。小成に甘んじることなく、海外に飛躍すべしと。但し、気を...
歴史

論語と算盤 真正なる文明

渋沢はいいます。文明国は、制度や、設備が整っていることも大事だが、これを処理する人の知識能力がそれに伴わなければ真正の文明国とは言われぬ。更に財政だけでは不十分、文明の治具(内治にも、陸海軍を整える外交にも)に、国費を支出せねばならぬ。しか...
歴史

論語と算盤 part43 修験者の失敗

渋沢が15歳の頃、姉が発狂し、何をするかわからないので、周りが色々と生やす中、渋沢は、姉の世話をしながらついてまわり、感心な弟だと言われていました。父は迷信嫌いで、加持祈祷のたぐいは断っていましたが、父の実家、宗介の母親は大の迷信家でした。...
経営

論語と算盤 part42 日々新なり

渋沢が論語と算盤という本を書いたのは、70代の頃だと思います。私も、このメルマガ配信の日、74歳になります。まさに、日々新なりの感があります。「苟日新 日日新 又日新」(経書「大学」)まことに日に新たなり 日に日に新たにして 又日に新たなり...
世界観

論語と算盤 part 41 帰一教会

渋沢が作った企業500以上、団体は600以上と言われますが、その中でちょっと変わった団体が、『帰一協会』ではないかと思います。『帰一教会』とは、世界のあらゆる宗教は、煎じ詰めれば同じことを言っているのでついに一に帰するものではないか?という...
その他

論語と算盤 part40 人生観の両面

渋沢は、『客観的人生』と『主観的人生』ということをいいます。『客観的人生』とは、世のため人のため、それぞれの役割に応じて、全力を尽くす。この場合、社会は主であり、各個人は賓と心得ているので、『客観的人生』といいます。『主観的人生』とは、自分...
歴史

論語と算盤 part39 かくの如き矛盾を根絶すべし

文明が進めば、自ずと戦争はなくなるはず・・と渋沢は言います。日露戦争の頃、ロシアのグルームという人が「戦争と経済」という本を書いて戦争は世の中が進むほど凄惨がひどくなる、費用も多くなりやがてはなくなるだろう。といっていましたが、この度の欧州...