歴史

その他

金力悪用の実例

渋沢は語ります。御用商人というと、悪者という印象があります。自分の知る限り、それなりの資力もあり、よく道理をわきまえていて、面目を重んじ、信用を大切にします。このような人間は必ず是非善悪の判断に迷わないはずですから。仮に官符の人から多少いか...
歴史

505 論語と算盤 part31 防貧の第一要義

「慈善事業」と今なら言うところを渋沢は「救貧事業」と呼びました。「人道上、経済上、行うべきことだが、 今日に至っては政治上も行うべき」「英国の如きは300年に渡る努力で今日僅かに整備」「なるべく直接保護を避けて、防貧の方法を講じたい」「いか...
歴史

効力の有無はその人にあり

お金は大事に扱わねばならぬ。当たり前のことのようですが、本当にお金を大事にするか、あるいは汚れたもののように、ぞんざいに扱うか、人によって随分違います。渋沢は、また駅の例えを取ります。「東京停車場に行って、汽車の切符を買おうとするに、いかな...
政治

二宮金次郎の実学と心学

幕末に、横井小楠という志士がいました。彼は、佐久間象山の門下生で、勝海舟、吉田松陰などとともに学んだ英才ですが、「西洋の学問は実学ばかりで心学がない。 このままでは、西洋人はいつまでも 戦争の止むことはないだろう」と明治維新以前に喝破してい...
政治

二宮金次郎 part3 自然から学ぶ

先々週ブログに記載したことですが、再録すると、「あるとき殿様が、貧しい村を救おうと再興資金を貧しいものに与えようとした。」金次郎は、「お金をくださると、領民はいつもお金をいただくことばかり願って、殿様のお恵みに慣れてしまい、かえって勤勉の気...
政治

二宮金次郎 part2

二宮金次郎が、47才の時、天保の大飢饉がやってきました。東北から関東全域、凄まじい冷害で、米が実らず、数十万といわれる餓死者がでました。そのころ、金次郎は桜町領という、小田原藩の縁戚の旗本の領地を復興させるという仕事をし、村を巡回していまし...
心理学

二宮金次郎

皆さんは、二宮金次郎をご存知でしょうか?私が子供の頃、小学校には、たいてい二宮金次郎の像が立っていました。可愛らしい少年で、髷を結い、薪を担いで、本を読んでいる。働きながらも、勉強している・感心な少年という感じです。いつの頃からか、この像は...
歴史

490 論語と算盤 part29 人生は努力にあり

予は本年(大正2年)もはや74歳の老人である。それ故、数年来雑務を避ける方針をとっているが、ただし全然閑散の身になることができず、まだ自分の立てた立てた銀行だけは依然その世話をしているという次第で、老いてもやっぱり活動しておるのである。すべ...
歴史

論語と算盤 part26 偉き人と完き(まったき)人

歴史上の人物には、偉い人がたくさんいます。偉い人とは、人並み外れた人で、だいたいバランスが取れていません。バランスというのは、知、情、意のバランスで、知に働けば、角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。・・という3つのことで渋沢...
歴史

論語と算盤 part24 悪んでその美を知れ

渋沢は、500もの会社を作り、600の学校などの公共機関を作りました。当然、すごく多忙だっただろうに、訪ねてくる人には、どんな人にも必ず会い、来た手紙には必ず目を通しました。その上、道理が通ると思えば、自分のことと関係なくとも可能な限り手を...