家康の遺訓として有名な
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし、心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし、
堪忍な無事長久の基、いかりは敵と思え、
勝つことばかり知りてまくることを知らざれば、害その身に至る、
おのれを責めてひとを責めるな、及ばざるは過ぎたるにまされり」
多くは、論語の警句中より成立しています。
戦国と言われた時代から300年の太平を実現したのは、けだし学問の活用。
家康は武の力だけで治国平天下の策とすべきでないことを悟り、当時中国では、死学空文であった朱子の儒学を採りました。
当初、藤原惺窩を招聘し、次いで林羅山を用いておおいに学問を実際に応用しました。理論と実際を調和し接近させたのです・・
これが、文武両道という意味でしょう。
修養というのは、学問知識だけでは片手落ちなのですが、しかし、学問知識なく、実力だけ・・現代では武力ではなく、権力、金力でしょうが・・・。
力だけでは、人をまとめることはできないということでしょう。
来週は、西洋と東洋の考え方の違いにふれたいと思います。


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