論語と算盤 論語3

論語

【民可使由之。不可使知之。】
【民は之を由らしむべし。之を知らしむべからず。】

この一行も、誰でも聞いたことがある言葉ですが、解釈に違いがあります。
多くの人は、「大衆には何も知らせず、ただいうことに従わせればよい」という風にとっています。

しかし、孔子のような、天下のために、人間を救うために生涯をささげた人がそのようなことを、言うはずがありません。

民衆というものは、その日、その場のことを考え、目先の利益ばかり追いかけています。それが、現在の現実なので、民衆に本当のこととか、十年・百年の計などということには興味がありません。したがってそれを理解させることは難しいのです。

そこで「訳は分からないが、あの人がすることだから、俺はついていくのだ」
という風に、民衆が尊敬し、信頼されるように、指導者たるもの、自分の人間を磨けという意味なのです。

これは、2600年前、日本はまだ縄文時代の中国で語られたことなのだと考えると、これだけ、高層ビルが立ち並び、インターネットや、AIという時代になっても、人間というものはあまり進化していないものだと思います。

来週からまた論語と算盤に戻ろうと思います。

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