大正維新

渋沢はいいます。

維新ということは、湯の盤の銘に謂う

「眞に日に新たなり、日に日に新たにして、また日に新なり」

という意味ですから、
溌剌たる気力を発揮するときは、
自然に生まれたら1000年たる
新気力を生じ、新鋭の活動ができるのです。

大正維新というも、
畢竟この意味で大いに覚悟を定めて、
上下一致の活動を現したいものです。
この、湯の盤の銘というのは、
『湯』は王様の名前です。

中国の紀元前1700年から1000年の間、
中国での実在が確認される最古の王朝、
【殷】の創立者が、『湯』という人で、その人の言葉です。

毎日毎日、昨日と違う自分であろう、
ということでしょう。
それに続くのが、
 
「一般に保守退要の風に傾いておる際であるから、
 一層の奮励努力を要するので、
 これを明治維新の人物の活動に比較して大いに猛省せねばならぬ。

 〜中略〜

 青年時代に正義のために失敗を恐れているようでは
 到底見込みのない者で、自分が正義と信ずる限り、
 大いに進取の気概でとりくんでもらいたい」

この文章はおそらく、
大正になったばかりの頃に書かれたものだと思います。
70歳で500に余る事業を整理し、
しばらく立った頃ですが、
気合い十分というしかありません。

大正、昭和、平成、令和と100年がすぎ、
この流れでは、日本は衰退するのが目に見えています。
今こそ令和維新のときだと、青年の気概を持ちたいものです。

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