論語と算盤 part12 立志と学問 精神老衰の予防法

渋沢は言います。

近頃は青年、青年と言って、
青年が大事というが、
私は青年も大切だと思うが、老年も又、大事だと思う。
自分は文明の老人たることを希望する。
私の青年の時分に比較すると、
最近は青年の実務に就く年齢がすこぶる遅いと思います。

一人の学生が30歳まで学問に費やし、
55才で引退すれば
わずか25年しか、働ける時間はありません。

しかし、時代は複雑になり学ぶことは多くなります。
どのようにすればよいかというと、
これは、年寄が十分に働くよりほかはないのだと思います。
しかし、文明の老人たるには、
身体はたとえ衰弱するとしても、
精神が衰弱せぬようにしたい。

精神が衰弱せぬようにするには、
学問によるしかない。

常に学問を進めて時代に遅れぬ人であったら、
私はいつまでも、精神に老衰ということはないと思います・・・
私の敬愛する数少ない政治家に、江崎祥秀氏がいます。
彼の著書「社会はかえられる」の中に、
少子高齢化は嘆くべきでないという、一節があります。

世界の最先端で超高齢化社会に突入する日本ですが、
不老長寿は、長く人類の夢出会って、

それが今、日本において実現しつつあります。
不老長寿が実現すれば、
必然的に少子高齢化という人口構造になります。
問題は、ただ肉体が長生きするのでなく、
寝たきり介護を必要としない長寿でしょう。

日本では50歳を境に
それ以上と以下の人口がバランスする社会となります。

いかにして50才以上の人間が元気で
社会と関わり役立てる精神と生活を実現するかだと思います。
画家とか音楽家などの芸術家、又僧侶には、
長命で活躍する人が多くいます。

世界最高齢で最高のチェロ奏者と言われたパブロ・カザロスは、
95歳になっても毎日6時間練習を欠かしませんでした。

ある人が
「なぜ、世界最高と言われこのお歳になっても
 6時間も練習されるのですか」

と聞いたところ
「私はまだ毎日上手くなっている」といったといいます。
我々も、そう有りたいものです。

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