謹賀新年。
今年は良い年にしましょう。
日本の経営の強さは、
経営者は、社員を家族のように思い、
人を切るのは、自分の役割に反すると信じます。
社員は、会社を我がチームと思い、
社長を親父と思って、家族のごとく
一心同体会社の目標を
我が目標として、邁進することにあります。
そのあり方は、
【一人が万人のために、万人が一人のために】
というラグビーチームのようなありかたですが、
かつての日本の武士道は、
藩のために全ての武士は命をかけて仕えました。
文武両道といいましたが、
教養として儒学を学び、仁義礼智信を重んじ、
日々、武術を鍛錬し、熟達のため『無心』を体得しました。
武士の割合は7%位というので、
3000万人江戸時代の人口で、
200万人がこれを一生の仕事としました。
私心を捨て、国のために尽くすことを
滅私奉公といいます。
こういうと、封建時代の古い道徳で
個人の自由を無視した権力者が
民衆を支配するための考え方のようですが、
日本の権力者は、多くの節度を守り、倹約を常としました。
企業においても、日本企業のトップは、
かつては欧米の経営者のように
高額の報酬を求めませんでした。
武士は力を持っていましたが、金銭については
恬淡としていることを求められました。
日本の資本主義の原型は、明治時代に築かれましたが
そのリーダーというべき人が渋沢栄一でした。
彼は豪農の家に生まれ、武士となったので
元々の武士以上に武士らしくありました。
かつての日本の資本主義は、株主は全国民のようなものでした。
経営者の義務は、雇用を守ることでした。
採用された『人』は、一生をかけて奉公し、
技術を磨き、会社の発展とともに
自分自身の自己実現を図りました。
欧米は、神と個人が契約します。
契約を守れば天国に行き、
破れば地獄にいきます。
企業においては、会社は仕事を設計し、
その役割に応じて、個人と契約します。
契約が終われば、その日で会社を去ります。
この違いは大きいのですが、2000年以降、
アメリカは年次改革要望書を毎年日本に対して発行し
日本政府はそれに従って、
次々と会社の制度を変革してきました。
アメリカ式にしてきたのです。
その結果、日本企業の日本らしさは失われていきました。
次週は、コロナ禍で働き方も変わる、
日本的経営の良さを活かし、
新時代に生きる働き方を
考えてみましょう。

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