レイヤーというのは階層の意味で、
私の中学時代からの友人に教わりました。
DXの思考法を読み、彼はこの言葉を、
コンピューターと人間をつなぐ機械語から
高級言語(人間に近い言語)の階層から、
工場管理の階層に連想したことがわかりました。
「工場を管理するのに、
まず一台毎の機械という階層があり、
この機械自体を、コンピューターで
コントロールすることはできます。
この機械が複数台並んで作業をするラインがあります。
このラインの働きをコントロールすることもできます。
さらにこの複数のラインが集まって、
一つの工場が動いていますが、
今ではこの工場全体も
コントロールできるようになっています。」
「この場合、それぞれの装置というレイヤー、
そのラインというレイヤー、
そしてその集まりである工場というレイヤーがあります。」
私はコレを聞いて、
アミノ酸、タンパク質、細胞、器官、器官系、人体という
階層を思い浮かべました。
すべての生命は同じ
20種類のアミノ酸からできています。
更にその下のレイヤー、分子や原子、
素粒子を考えることができます。
人間の体の70%は水と言われるから、
70%は、水素と酸素です。
筋肉や骨には、炭素、窒素やカルシウム、
鉄などが含まれますが、大した量ではありません。
これらの元素を分量集めて、混ぜると
人間ができるか、というと、そんなことはありません。
先程のように、それぞれの階層が
うまく組み立てられていかないと、人間にはならないのです。
それでは、それぞれの階層が緻密に組み立てられれば
人間ができるのか、といえば、
それだけでも、まだ、だめなのです。
それが動いていないと、その人間は死んでいます。
病人が息を引き取ると、
医師が「ご臨終です。」という前とあとでは、
その人間を構成する原子、分子、アミノ酸、
蛋白は変わりません。
物質的には同じなのですが、
呼吸や脈拍が止まってしまうと、生物は死にます。
つまり、生きているということは
動いているということなのです。
この世界は階層、レイヤーで出来ていますが、
そのレイヤーごとに、動いています。
とどまるところがないのです。
原因があって、結果があります。
その結果が原因となって、また次の結果があります。
宇宙の全てがこの繰り返しで、
現在まで刻まれてきて、
そして現在から未来へずっと開いていくのです。
これを、仏教では因果といいます。
私には、レイヤーがタテの因果に思えます。

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