日本の人口は、
現在毎年50万人くらい減っているので、
来年1月には、
1億20300万人くらいになるでしょう。
この傾向はおそらく、あと10年続き、
1億1500万人くらいで安定する
と予想されています。
平均年齢は50歳くらいで、
若い人と年寄とが同じくらい
いることになるでしょう。
その時代に、一番重要なのは、
健康寿命の伸長でしょう。
認知症やアルツハイマー、その他の生活習慣病で、
寝たきり老人が多くては
それを支える側の現役世代の負担が大きすぎます。
国というのは、ひとつの共同社会で、
共同社会というのは、
互いに支え合い、助け合って、
一つの理想を実現しょうとする社会をいいます。
強いものが弱いものを支配し、
恣に振る舞うのは、野蛮な世界で、
文明国とは言いません。
かつて、産業革命のあと、
イギリスや、フランス、ドイツなどは、
その近代兵器と蒸気船の力で
世界を席巻し、地上を恣に支配しました。
1868年の明治維新の頃、
世界で独立を保っていたのは、
お隣の、李氏朝鮮、アフガニスタン、
オスマントルコ帝国の末裔のトルコ
そして、エチオピア王国、
最後に我が日本だけでした。
力で他の民族を支配するというのは、
世界全体が共和国という概念がなく
切り取り放題の無人の開拓地だったということです。
その結果が、第一次、第二次の世界大戦でした。
その反省が、国連を生み出し、
SDGsなどはその概念で展開されています。
現在の世界は、まだ、先進国の豊かさが、
後進国に支えられ、あるいは犠牲にしてなり立っています。
明治の文明開化から、30年ほどの短い期間で、
日本は日清、日露の戦争をして
かろうじてですが、勝利することができました。
これは、世界を驚かせ、
また、有色人種の国々にとっては希望でした。
しかし、基本暴力の勝利であり、
力で勝とうとするものは、
いずれより強いものに力で負けます。
これが第二次大戦です。
力でない勝利は、経済だというのが、
戦後の30年ほどで、1980年代には
経済力でアメリカをも圧倒し、
ジャパンアズNO1と言われました。
尊敬される国というのは、
武力が有り、力で他の国に言うことを聞かせる国か、
お金持ちで、金さえあれば何でもできると、
金で何でも買おうとする国でしょうか?
今の若い日本人は、かつて日本が海外で、
エコノミックアニマルと呼ばれたことを
知らないかもしれません。
尊敬される個人が、教養が有り、
しかもそれを鼻にかけたりせず、
自分の哲学を持ち、自分を律し、
他の人々に思いやりがあるという人に違いありません。
それは国もまた同じはずです。
これからの日本に大切なのは、
第一に健康生活、第二に充実した、教育。
つまり弱いものを大切にする共和国であるはずです。
北原国際クリニックの北原院長は、
国を支える4本の柱という話で、
医療、教育、農業、法律という4つを上げ、
それに比べれば、工業は二の次だと言っていました。
私は法律というところには、いささか、違和感があります。
確かに、力によらず、法律による法治というのは、
民主主義の基本ですが、
人間の決める法律というのは、あまりに人間中心で、
過去の力関係の調整が土台に有り、
古臭いものが抜けない気がします。
私は、「真理」を基軸にする、学問の共和国
それも西洋近代の、
要素還元主義の機械的工学的、科学ではなく
それを含む、統合的、複雑系や、
生命の原理に基づく科学を軸にしたいと思います。
我々日本人には、それができると信じています。

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