諦めている人

世の中には、いろいろな人がいると書きましたが、

人間は現実社会とやり取りしながら、

自分をつくっていくのですが・・


と言うか、生命は、自分の行いが、自分に返ってくるのですが、

例えば、植物でも、水の量、太陽の光の当たり方、栄養分の質・量により

紫陽花の葉の一枚一枚が微妙に違い、全く同じ葉っぱは存在せず。

猫でも、同じ兄弟でも違った体躯と色柄を持って生まれ、

よく食べるやつと、ドジでグズで食べ遅れるために、大きくなれない

子猫がいます。

つまりその生物は環境との相互作業の結果一つとして同じものは

存在しないのです。

もちろん人間でも

例えば、自転車に乗れるように練習すれば、そのような能力がつき

大学受験のために勉強すればそのような知識がつくのですが・・


人間には明瞭な意識があり、心があります。

その自意識は、物心付いたときから、今、ここという世界の中心にあり、

親に褒められ期待され、学校で成績が比較され、

自分は人とどう違うか・・どこが人より優れ、どこが人より劣るのか

比較の中で生きてきて、少しずつ成長し、我と言うものを持ち

簡単に、わがまま、利己的になるわけです。

今の日本では、仕事にやりがい、生きがいを感じられない人のほうが

多いそうです。

ある調査ではやりがいを感じる人が40%とか、

ある企業ではそこの産業医の先生が、この会社では全員が諦めている

やりがいや生きがいを仕事に求めるのは、

この会社では無理と思っているそうです。


学業を諦めると、自分の知的能力を信じられなくなります。

現実が自分の思う通りにならないと、

うまくいかないのは自分が悪いのではなく、世の中や周囲の人間が

悪いからだと、人を攻撃するようになります。

諦めているので、どうせうまくいかないからと、あまり努力しません。

あまり努力しないので、当然成功せず、

やはり自分が正しかった、世の中とはこんなものだと

自己中心で、人を妬み、利己的な行動を正当化します。


何より大事なのは、真面目に努力することです。

何しろ、世の中は生きがいを感じず、やりがいを感じず、

努力しても成功しないと信じている人のほうが多いのですから

何事も、真面目に取り組んで、きちんと努力すれば、成功する確率は

高いのです。

自分の小さな仕事もできるだけ努力してきちんとやり遂げます。

すると小さな自信がわきます。


諦めている人は、あまり努力しません。

周りの人がうまく行っているとそれは、何か裏があると勘ぐります。

あの人が金持ちなのはきっと、悪いことをしているからだとなるのです。


ドラッカーは人を採用するのは、頭の良さではなく職務に対する

真面目さだと言いました。

一流の仕事を要求し何が正しいかにこだわり、自分にも厳しい

気難しく、わがままで、とっつきにくく、人付き合いが良くなくても

まじめな人をマネージャーにする。

真面目ではない人(仕事の成果に集中できない、諦め行動の人)
 1強みより弱みに注目する
 2何が正しいかよりだれが正しいかに注目する
 3真面目さより頭の良さに注目する(治らない未熟)
 4部下に脅威を感じさせるものは人間として弱い
 5自らの仕事に高い基準を置かない

このような人は組織を破壊すると言いました。


ジャック・ウェルチは、人を採用するのに

1,誠実さ 
2,エネルギー 
3,知性
と言いましたが


1がなくて2,3があれば最悪だとも言っています。


人間はその知性から自己中心になりやすい存在です。

ですから、仏教の教え、

諸法無我、我などない、我などないのだから、我が物などないという

無我の教えを忘れてはいけないのです。

誰でも、自己中心になりやすいので

利己主義になりやすいのです。

だからこそ、仏教の八正道の第七番、

「正念」は、不妄念に支えられています。

不妄念とは、無我ということを忘れないということです。

ここが、アメリカ発のマインドフルネスとの違いです。

コメント