私の母は、91歳になります。
昨年5月に倒れ、心配しましたが持ち直し、
今年の桜を見ることが出来そうです。
私達人間は、頭が大きくなりすぎて、全て未熟児で生まれます。
猫や犬の子、馬の子などは、生まれてすぐに立ち上がりますが、
人間の子は立つことはおろか、自分で排泄することも出来ない、
ほおって置かれたら、すぐ死んでしまう状態で生まれてきます。
そしてそれでも、24時間、絶叫付きという大変な、命がけの
母の苦しみの中で、生まれてきたのです。
其の時、子宮を収縮させ、母乳を絞り出す、ホルモンを
オキシトシンというそうです。
母の愛は無償の愛といいますが、例えば、
火事で火の中に子供が残されていれば、
母は、燃え盛る炎の中に、ためらいなく飛び込んで
私達を助けようとするでしょう。
この、献身的な母性愛を可能にするホルモンを、
オキシトシンといい、かなり古くからしられていて、
早く生まれるという意味で名づけられたそうですので、
女性のものだと思われて来ました。
近年、横紋筋にだけでなく、脳内ホルモンとしても
重要な働きをするし、男性でも働く、ということが知られ、
しかも、ストレスを力に変える大事な役割をすることが
わかってきたのです。
ストレスな状況をモノともしない、
勇気と献身を与えてくれます。
最近、筑波大学の研究が、
アメリカの「サイエンス」に掲載されました。
飼い主が、飼い犬を可愛がり、なぜてやるとき、
人間と犬双方にオキシトシンが分泌されるそうです。
ボデイタッチをするとき周囲の人に役立とうとするとき
自分以上に大きなものに貢献しようとするとき
オキシトシンは脳から全身の血液に分泌されるのです。
ストレスを力に変える究極の引き金です。

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