脳科学の10年という言葉をご存知でしょうか?
1990年アメリカ議会が脳科学の10年という決議をし、
それ以来、脳の研究は急速に加速されました。
過去の研究は、脳のどの部分が、どんな役割をしているか
というような、機械の構造を調べる様なやり方でしたが、
現在は、脳の中で、どのようなことが行われているか、
優れた観測装置によって、人間の
イキイキとした感情や思考を
リアルタイムで追いかけることが出来るようになりました。
脳には1000億もの細胞が有り、それぞれが、
10万もの枝を伸ばし結びつきます。
この具体的なイメージは、現在のインターネットの世界が
一番わかりやすいたとえとなると思います。
日本中に私のメルマガの読者がいるわけですが、
その人達との、物理的な距離は変わりません。
それまで、関係のなかった人と関係ができるのです。
さらに、メルマガでやり取りすることから、
考え方が近づき思想的に近くなることもありえるわけです。
脳の働きはそれとよく似ているようです。
脳の中では何処の細胞が元気に活動し、
酸素の消費量が多くなるのか
MRIという装置で観察することが出来るようになっており、
10000区の細胞の相互な関係は無限と言っても良い関係に
なりますので、かつてのゲノム計画のように、
現在世界中の何千人という専門の研究者が役割分担して、
それぞれの
働きを調べています。
その判定法や評価法が統一されていて、
そこに位相幾何学とか
波動方程式、行列式などの最新型の数学が使われています。
興味がある人はご自分で調べていただくとして
ある程度、物理学の智識のある方はご承知の通り
量子力学や、一般相対性理論以来
使われるようになってきた。
最近の数学です。
そのようなものが、なぜ、脳の中の事に使われるのかというと
脳の中の現象は、機械的につながった回路を電気が通ると
ラジオやテレビが画像を映すというほど単純なのものではなく、
遠く離れた部分でも、共振し波長が合うことにより、
働きが生じるというような、インターネットや
フェイスブックの友人関係のような世界なのです。
そこでは、大脳前頭葉と海馬は
距離的な隔たりは有りますが、
あるときは
同調して働くという関係になります。
私のいとこは札幌に住んでいるが、
血のつながりは近いとか、
クーイさんはカリフォルニアに住んでいるが、
同じ会社の役員としては
近い関係にあるというようなことです。
つまり、脳の活動と言うのは、近所同士の脳細胞が活動している
ことよりも、遠く離れた細胞同士が同調して働くことにより
ネットワークができて、活動が機能するということなのです。
怒りを感じると何処が反応するのかということから
どの部分を電気刺激すると、「幽体離脱」を体験するのかまで、
爆発的に明らかになってきました。
そのような、ネットワークの形成と、時期から
人間の精神的成長、知的発達と情緒の成長の
関係などが明らかになって
来たのです。
このことは、人間の精神の発達という
最も心理的、文化的な事柄が
物理的、数学的な裏付けをもち、
共通の手法で世界人類に共有されていることを表しています。
中村先生はその研究の日本のリーダーに一人であり
東洋思想や仏教、また幼児の発達だけでなく
その幼児を育む環境や社会
更に、成人になった後の脳の発達にも関心を持たれています。
私は、この中村先生の方法について学びつつ
21世紀の人類社会に日本人がどのような社会性をもって
活躍、貢献するのか
また仏教はどのような役割をはたすのか
解明してゆきたいと思います。

コメント