ありのままで価値判断せず

私のかけがいのない人が二人、今病院のベットにいます。
一日も早く、肉体的には完全回復できなくとも、
精神的に健やか差を取り戻すことを、祈っております。
一昨日、マインドフルライフ協会の例会がありました。

その中で、いつもとは毛色の変わった刺激的な人物が・・

挑戦的な言葉を投げかけて、いきました。
マインドフルネスを生産性の向上に役立てたいということで
そこは、私も大賛成です。
ところが、その場で、その場に即し、かつその後の展開に役立つような

適切が受け答えができなかったので

今日のメッセージにしようと思います。

彼の挑戦は、

1、ありのままで、価値判断せずにということを、マインドフルネス
  の世界ではよく云うけれど

  向こうから暴走車が走ってきて、それをありのままに
  眺めていたら、ぶつけられて死んでしまうけれど
  それでもありのままに、価値判断せずに見ているのか・・?

  カバットジンは、逃げるに決まっているじゃないかといったけれど・・

2、マインドフルネス業界の人(とこの方は言ったのです)は
  よく、マインドフルの状態とは言わず、マインドフルネスである
  ということを云う。

  マインドフルは形容詞であり、
  マインドフルネスは名詞だから、beautiful形容詞、美しい
  とは言いうが
  beauty名詞 美 である
  というのはおかしくないか?
素直で、本質的な問いかけだと思うので、
現時点の、私の意見を、まとめておきます。

ご批判、反論は大歓迎です!

説明の都合で、2の方から

このメルマガでも何回かご紹介しましたが、マインドフルネスというのは
アメリカの普通の言葉ではなく、パーリー語のサテイ、漢語の
正念のイギリス語訳です。
そこで、もともと英語にはない概念を英語で表現したので、
多少のズレが有るのはやむを得ない、
英語としては不自然でもそのような多少はみ出した
状態を説明する言葉なのだと云う解釈です。

それでは、そのはみ出している内容とは

ソレが、「ありのままに、価値判断せずに」という事柄です。
人間は普通に生活していると

ありのままに物事を見ることができず
自動的に価値判断しています。

色眼鏡を変えているといいますが、私の考えでは
三層のフイルターです。

ありのままではないというのは、
まず、感覚のフイルターを通します。

私たちは五感を通して世界と接していますが、
目の見えない人もいれば、耳の聞こえない人がいます。
夫々の世界との接し方があるのですが、
世界はありのままに存在します。
また、我々に聞こえない音を犬は聞き、
我々に見えない赤外線を蚊には見えるようです。

まず感覚だけでも我々は世界をありのままに見ていません。
次に知識や言語のフイルターがあります。

例えば、私の目の前に一輪のバラが 花瓶に投げ込んでありますが
バラというのは名前です。バラにも様ざまな種類がありますが
その区別は微妙です。
そして、「花」、といい、「がく」、といい、「茎」といいますが
その境目はあいます。境目は厳密にはないのですが、「名付け」に
よって、便宜上、「分けて」いるのです。

日本人には虹は七色に決まっていますが
世界ではいろいろなようです。

よく経験することですが「専門化」は
自分の「専門」に引きつけて物事を判断します。

知識のある人には貴重なレアメタルの鉱石が、
ない人にはタダの石ころでしょう。
仏教の考えでは全ては因果のサイクルであり刻々と流れていて
その流れは一体のものであるというのがありのままなのです。
物に名前をつけることは人間生活の便利のためです

そして最後に価値のフイルターがあります。

我々は知能をもっています。

知能とは、自分の欲求を満たすために、障害があってもそれを
乗り越えて目標を達成する力です。

そして、人間はあらゆるものに 「欲求」を持つことができます。

そして其れを手に入れることに対する邪魔者は
簡単に「敵」になります。

このような考え方そのものが無意識自動的に働きます。

人間は目標を持つと自分の心自体がレンズのようになり
その目標にフォーカスすると、視野が狭くなります。

自分の心自体がレンズのように成るのですから
ゆがんでいること気づくことはできません。

 人間が有りのままに世界を見る

というのは、人間の言語の限界を知り
         知識の限界を知り
         知能の限界を知ることです。

人間という存在が、宇宙自然からは、外れた、非自然人為の
存在なのだということに気づくことです。

しかもその能力もまた、自然に与えられたものなのです。

その矛盾の自覚の上で

人間の生活の質の向上、能力の向上に
(能力の定義も考えなければなりませんが)

役立つものとして、マインドフルライフを考えています。

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