腹芸という言葉は、最近聞かなくなりましたが
臍下丹田とか、腹が決まる、腹が据わるなど
日本人は,胸より、腹を大切にしてきたように思います。
感情の脳科学では、
「感情は文学の対象にしかならないと思われてきた
・・然し、感情が科学できる時代になった。
脳は知性を代表すると思われ、情操は副次的に扱われてきたが
知性と情操はバランスよく成長するし、
その必要がある」
と、説明されています。
その中で、成熟は脳細胞の数が増えることではなく
その相互の連絡・・ネットワークの形成にあり
さらに、近所の脳細胞同士の関係ではなく
脳の中の、
脳の中では、視床下部という部分があり
全身の自律神経との連絡中枢になっています。
そして、自律神経の第二の中枢と言われるのが
腸にある神経の束であり、太陽神経叢と呼ばれます
この名前は、内蔵全てに連絡し、お日様のように八方に
連絡網を広げているからです。
肉体や生理の感覚が、感情の元になっているわけですが、
進化という考え方からすると
脳よりも腸の方が先にあります。
単細胞は、細胞膜で内側と外側を分けていますが、
その細胞が集まった多細胞生物では
基本的な形は、「ホース」や「ちくわ」のような円筒形で
ホースの内側も、
外界と、接していることになります。
つまり、脳は視覚や聴覚、触覚の情報の中枢ですが、
腸は、100兆もの腸内細菌と共生し、
外界から入ってくる生物・・食物は生物です。
と接し情報交換をしています。
つまり、脳のような認知の仕組みより
より原理的な生命との接触をしているわけです。
現代病は、癌や、糖尿病などの生活習慣病ですが
さらに、特に若い人たちを中心に、拡大しているのが、
アレルギー・アトピー・喘息・炎症性腸疾患・
特徴的なのは先進国ではこの40年で3倍ぐらいになっているのに
発展途上国ではほとんど、見られないことです。
筋肉や神経が使わなければ衰えるように
免疫も必要ないとなれば十分機能しないのです。
免疫の70%は、腸と関係しています。
生物は他の生物(一番多い生物は微生物です)とともに進化
してきました。
現代病の多くは、「不自然」な環境により
免疫系が異常反応することにより
発生していると考えられます。
次回は生物の多様性と仏教の関係について考えます。
第2の脳・腸
世界観
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