脳の発達と子供の成長

みなさんには、小さいお子さんか、ちいさいお孫さんが
いらっしやるでしょうか

私には弟の孫達が、女の子ばかり5人います。

会うたびに、背が伸びていく子どもたちの成長は
体が大きくなるだけでなく

脳も成長していくのは当たり前ですが

その様子が、随分明らかになってきたわけです。

先週紹介した、中村先生の本によると、
脳のシナプスのネットワークは基本的に完成するのは22歳ぐらいで
前頭葉は生涯は学習をつづけるようです。

使わないと衰えるのは筋肉と同じですし

発達するべき時期に、適切ではない刺激を与えれば
その影響は生涯に渡るようです。

若者の死因(15歳から34歳)のトップ(20%)が自殺というのは
先進8カ国の中で、日本だけというのはショッキングでした。

調べてみると20歳から24歳では死因の50%です。

日本人の自殺はずっと、年間3万人を超えており
その半数以上が
うつ病を発症しているというのは承知していましたが

若者の死因トップと言うのは知りませんでした。

脳の成長というのは、脳細胞が増えるとか
頭が大きくなるということではなく

脳の中で、どことどこがうまくつながるか・・
よいう仕組みが出来上がることを言います。

脳細胞の近い物同士が結びつくのは、子供の脳でもできているのですが

特定の遠くの細胞が結びつくのが、大人の脳だそうです。

例えて言えば、近くの家を結ぶ通りや小道はあるが、その後
東京都と名古屋を結ぶ、中央高速開通するようなものです。

そのネットワークは大きく3つあって

1,脳の真ん中と表面を結ぶ
  内蔵と意識を結ぶネット
2,脳表面の前とてっぺんを結ぶ
  新しいことを始め、計画する、切り替える
3,脳全体を結びつける
  ものごとを継続的に続けるときに働く

12歳までに、大脳皮質は厚みを増し、後頭部から
前頭部にかけ・・劇的に成長するのです。

ごく簡単にまとめると、胎児から乳幼児、そして小学校の時期には
脳の発達の高感受性期があり、適切な教育が必要だということです。

私は、人間教育‥生涯教育に関心があります

子供の教育は専門家に任せれば良いと思っていましたが

子供の時に、間違ってしまうと

あとでは間に合わないのかもしれないと思いました。

幼児教育というと
天才をつくるための英才教育が注目されたきましたが

そうではなく
知育だけではなく
情操を育くむ重要性が予想以上だということです。
古代ギリシアでは、6歳までは、乳母をつけ自由に遊ばせ
6歳から15歳までは男の子は体育を、女の子は舞踏を
徹底的に教え、
健全な肉体を育て、15歳から知育を始めたそうです。

それを、ゲーテは学び
今日ではシュタイナー教育に引き継がれているというのを
思い出しました。

本当の教育はどうあるべきか
根本から考え直すべきなのかもしれません。

来週は、主体性と主観の科学という観点でまたご紹介します。

(「感情の脳科学」の武田が重要と思ったところを、抜書きしたもの
 を作りました、興味のある方には、ご連絡いただけば、
 メール添付で送ります)

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