先週から、行動変容について考えています。
私は、行動変容というのは実に巾の広い分野であると思います。
まず、最初、行動変容という言葉は知りませんでしたが
人間の行動を変えるという点で盛んに研究したのが
セールスそのものでした。
セールスマンはお客様に分かってもらうだけでは、ダメなのです
先生という仕事は、生徒がわかればよいのですが
セールスでは、分っただけではなく。行動を起こしてくれなければ
つまり、買ってくれなければ意味が無いのです。
その次が、セールスマンのトレーニングです。
教育はわかればよく、記憶すればよいのですが
トレーニングは「できる」ようにすることが必要です。
そして、英語教育、私は英語の教材を売っていました
私自身、学校の英語が大嫌いで、それで、日本の学校教育の
路線から外れた人間ですので
その、日本の学校英語教育に対する批判は
職業的必要性より、個人的怨念がこもっていました。
今思うと、ビジネスの世界ではめずらしいぐらい
自分の個人的信念と、職業上の必要が見事に一致していたのです。
そのような中で
基本的な学習心理学としての
スキナーの行動主義心理学
その英語教育への応用として、パターンプラクティス
犬も人間も
正しい形を繰り返せばやがて習慣となる
正しい形を示す
うまくできたらすぐ褒める
やがて習慣となる
学習者はあまり優秀でもやる気があるわけでもない
意味を教える必要はないというものです
このことに対するチョムスキーの反論は
人間の親は、正しい言葉を話さない
子供が発音、単語、文法を間違えても
ソレを直ちに直したりしない
にも関わらず、全ての人間は三歳で
ほぼ完全な文を話す
記憶した文をくりかえすのではなく
新しい文を理解し、新しい文を作り出す
世界中の子供の頭の中に
言葉を吸収し使えるようになる装置が
生まれながらに備わっているはずだ・・
この反論は、元々は言語に関するものでしたが
その影響は大きく、人園が物事を理解する認知の仕組み
知能というもの
学習の自発性
人工知能
コンピユータ科学と、瞬く間に大きな分野に広がり
認知革命と呼ばれるようになりました。
私は、このことを語っていれば
「正しいことを科学的に語っているので」
NOと言われることはありえなかつたのです
問題はただひとつ
難解なチョムスキーの理論をいかにわかりやすく
説明するかだけでした。
今日、多くの企業で行われている保健指導
太り過ぎとか、血糖値が高いと指摘されたビジネスマンが
運動するとか、アルコールを控えるとか
タバコをやめるとかについて
保健師や医師が指導し、習慣を変えることを
行動変容と呼んでいますが
この技術がほとんど、古い行動心理学の学習理論をべースにしており
あまり効果を上げていないように思えます。
そこで、セールスやトレーニング、あるいは英語学習の理論が
役立つのではないかと考えてきました。
色々調べるうちに
例えば厚労省の推奨するステージモデルなどが
セールスのそのうち客と今すぐ客とそっくりだと
気が付きました・・
来週は、ステージモデルとそのうち客についてまとめてみます。

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