興味のない話を読むのは辛いと思うので
先に、要点を述べます。
私のテーマは、主体性とは何か
自分の精神形成・人格を作り、自分の心を強くするとは
どういうことかということです。
この辺は、長いあいだ、科学のテーマではなく宗教のテーマでしたが
近年心理学がこの問題を科学的に扱おうとし
フロイトの精神分析や、パブロフ・スキナーなどの行動主義
が中心となりました。
その後、チョムスキー革命を経て
人間の内側にある人間を人間たらしめるものについて
チョムスキー・セリグマン・フランクル・グラッサー etc
が、生涯をかけて研究したのです。
今回は、2013年に亡くなったグラッサーの
選択理論についての圧縮武田解釈です。
現代社会の大きな問題の一つがうつ病です。
人間が、無力を感じるのは、
自分のコントロールが効かないという実感を持った時です。
そして制御というのは、認知とのバランスです。
たくさんの事柄を、同時に巧みに扱うには熟練が必要で
最初は少しのことを、丁寧にゆっくり操作しやがて
慣れてくるのですが・・・
急に高度なことを知ると、とてもコントロールできないと感じ
知らなかったことにするのです。
私は、現代社会の強い不安やうつの問題と
インターネット社会は深い関係があると感じます。
つまり、
あまりにも、多くのことを知り得るようになったのに
自分がコントロール出来ることは余りにも僅かなのです。
さて
もし、外部からの刺激に、自動的に反応するだけなら
判断回路はいりません。(不安もありません)
ところが、精神に異常をきたした人にも
親しく働きかけ
毎日の具体的な活動に自己評価をさせると
行動の修正によって、より健全になるのです。
グラッサーは人間の内部に自分の判断基準になるものを
自分で作り上げているということを感じ
コントロールセオリーを学び自分の経験と結びつけました。
フロイトの、人間の根本的欲求は、
生命の根本
生殖・・・つまりSEXと
摂食・・・つまり暴力でした
この動物的本能は人間社会では野放しにできず
抑制すべきものであったのです。
しかしグラッサーはここでも逆に考えたようです。
人間は精神的価値を作り出し
生理的欲求を精神的価値に昇華した。
SEXの欲求を 愛の欲求に
暴力の欲求を 尊敬と力の欲求に
このことにより、この欲求は堂々と追求・実現すべきものとなった。
そして、人間は現実の社会で、行動しそれらの欲求を
満たすことができれば、自信となり
失敗すれば、力を失う。
過去の成功で、精神的な力(エネルギーの蓄積)があれば、
困難な状況でも頑張ることができ
やがて、状況が変化し、あるいは、試行錯誤が、効を奏して
目標が実現し、また自信となる。
失敗を繰り返し自信がないと
努力しても決して成功しないと信じるようになり、あまり努力しない。
従って、成功せず、ますます、自身をなくす
私は、これは非常に現実的で
カウンセリングというより、マネジメントや教育に有効だと思うのです。
事実、アメリカでは、公教育に取り入れられています。
次回は、グラッサー、セリグマン、七つの習慣、フランクルチョムスキーの共通点を探ります。
興味のない話を読むのは辛いと思うので先に、要点を述べます。

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