みなさん、利き目というのは、ご存知ですか?
では、確かめてみましょう。
まず、顔のまん前、鼻の前に人差し指を立て、
その指と背景がどう見えるか、確認します。
次に右目をつぶります。
(この時、左目で見ている画像が見えています)
次に左目をつぶります。
(この時、右目で見ている画像が見えています)
それでは、両目で見てみます。
(両目で見ている画像です)
このとき、右目で見ている画像と、左目で見ている画像を合成した
中間の画像が見えるかというと・・・
良く確認してください。
右目、左目、どちらかの、画像が見えるのです。
右目で見ている画像が両眼で見ても見えれば、右目が利き目
左目で見ている画像が両眼で見ても見えれば、左目が利き目です。
誰がやっても、実験できます。
つまり。
科学的です。
へー面白いね・・というのが普通の感想でしょうが・・・
これは、実は大きな意味を持っています。
中間ではなく、どちらかの画像が「見える」ということは
もう一つの画像は消えるということです。
画像の信号はそこまで来ています。
このことは、『両眼視野闘争』という、
脳神経科学の世界では
勇ましい名前のついている良く知られた現象なのです。
このことは、
『見れども見えず』という、
画像はあるのに
意識からは消えるということを意味します。
TV局で2台のカメラで、俳優を写しているとき 1カメ・2カメと写している
カメラを切り替えると、モニターの画面が切り替わります。
その時、どちらのカメラも画像は捕らえているのですが
モニターに、映るのはどちらかです。
これと同じで、右目が利き目で、
右目の画が、自分の意識に『見えて』いるときも、
左目の画像も、機能的には「見えて」いるのですが、
意識に上らないのです。
物理的な信号がやり取りされているのと
みなさんの、精神に『見える』ということの間に
ジャンプがあるのです。
もう一度実験し、その意味を考えてみてください。
次回、物質から精神へ、そのことを、もう少し考えます。

コメント