2024-09

論語

論語と算盤…天然の抵抗を征服せよ

1867年、ナポレオン3世の時代、パリで世界博覧会が開かれ、日本は、徳川将軍の弟、徳川民部大輔を特命使節とし、渋沢は、随員として渡欧しました。その時の旅は、横浜よりフランス船で、インド洋、紅海を経て、スエズに至り、まだ完成していない、スエズ...
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論語と算盤 相愛忠恕の道をもって交わるべし

渋沢はいう。およそ110年前の文章である。日中間は、同文同種の関係にあり、国の隣接する位置からも、古来よりの歴史からも、相提携するべき国柄なり。しからば、人情を理解し、己の欲せざる所にはこれを人に施さず。いわゆる相愛忠恕の道をもって相交わる...
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論語と算盤…文明人の貧戻(たんれい)

全欧の事変について、私の予想は全く外れた。私の予想以上に暴虐の人があったからである。いわゆる「一人貧戻なれば、一国乱をなす」文明の世界には有りうべからざる物との想像が過誤の観察となった。私はかえって文明人の貧戻なる結果ではなかろうかと、冷笑...
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論語と算盤…実業と士道

武士道すなわち実業道なり武士道の神髄は正義、廉直、義侠、敢為、礼儀などの美風を加味したもので、なかなか複雑な道徳です。商業においては、はなはだ乏しかった。「武士は食わねど高楊枝」というがごとき気風では、商売は立ち行きません。孔子は「富と貴は...